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『オーケストラによる未来主義音楽』 by ウンベルト・ボッチョーニ

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    赤く印字されたタイポグラフィ / Typographyの向こうにみえるのは、街。そこに乱立する建築物の狭間に、ヒトは集い、各自の楽器を用いてその楽曲を奏でる。そして、その楽の音は恐らく、街に溢れる様々な音と一体と化すだろう。それは、果たして音楽なのだろうか、それとも騒音であるのだろうか。


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    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:30 * comments(0) * - * -

    『シテール島の巡礼(雅やかな宴)』 by ジャン=アントワーヌ・ヴァトー

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      「本作品がフランクフルト作品と類似しているのは、構図の全体的な状態だけである」(ユッタ・ヘルト / Jutta Held著 美術評論『ヴァトー『シテール島への船出』―情熱と理性の和解 (作品とコンテクスト) / Antoine Watteau: Einschiffung nach Kythera – Versöhnung von Leidenschaft und Vernunft, Frankfurt/Main 1985』より引用)
      と、あって吃驚する。


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      るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:31 * comments(0) * - * -

      『絶頂に達する』 by ピエール・モリニエ

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        いくつもの肉体がからまり悶え、そしてその域へと誘われる。
        自身の身体がどこにあり、相対するもうひとつの肉体(それは単数なのか複数なのか)がどこにあるのかも解らない。自身ははたしてそこにいるのであろうか。それとも、ここにある一切が自身なのだろうか。感覚は果てしないほどに研ぎ澄まされていく一方で、意識は次第に朦朧としていく。果たして、自我と謂うモノはそこにあるのであろうか。わたしを凝視める美しい顔がひとつ、爛熟の笑みをたたえている。


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        るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:36 * comments(0) * - * -

        『聖母被昇天』 by ィツィアーノ・ヴェチェッリオ

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          成就をもってその女性はあおぎみる。自身をむかえるその者があるが故に。そしてその奇蹟 / Miraculumを認めて、誰もがあおぎみる。誰を? 彼女を、それともむかえるその人を。


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          るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:33 * comments(0) * - * -

          『日本橋通一丁目略図』 from 『名所江戸百景』 by 歌川広重

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            江戸 / Edoの、いや当時の本邦の、最もにぎやかな街並みを行き交う人々、その多くは夏の陽射しのなか、傘 / Parasolや笠 / Woven Hatの下にある。
            まるで、矩形のなかの幾つモノ同心円、日本橋通り / Nihonbashi Toriと謂う水槽に浮かび漂う、水風船 / Water Balloon Yo-yoの様に。


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            るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:37 * comments(0) * - * -

            『テュルプ博士の解剖学講義』 by レンブラント・ファン・レイン

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              画面にあるのは総勢9名の男性。
              そのうちのひとりは腰にまいた白布だけの裸像として息も絶え、無言のままに横臥している。
              そして、彼の筋肉が顕わとなった左腕を鉗子 / Forcepで指し示す男性は、無言のままに、誇らしげな面持ちでいる。
              そして、遺りの7名の表情にあるのは、感嘆、驚異、その幾つものヴァリエーションである。


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              るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:42 * comments(0) * - * -

              『画家・彫刻家アルベルト・ジャコメッティ, パリ, 1961年』 by アンリ・カルティエ=ブレッソン

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                「舞台は雨降るパリの街角。コートを頭からかぶったジャコメッティが道路を渡ろうとしています。ここに写るジャコメッティは彼の作る非常に垂直性の強い、あの細長い彫刻にそっくりですね。<中略>このヒューマン・ドキュメントとしてすばらしい写真を、私はちょっと別の角度から見ていきたいと思います。」(森村泰昌 / Yasumasa Morimura著『美術の解剖学講義 / The Lecture Of Anatomy For Art』より)


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                るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:53 * comments(0) * - * -

                『バーゼル市長ヤーコプ・マイアーの聖母』 by ハンス・ホルバイン(子)

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                  聖母子 / The Madonna And Childを囲む一家族、その数は6人。そして、中央にたつ母子を加えてもたったひとり、視線を上にむけているひとりの男性がいる。その願いを込めて、彼が寄進したのである。


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                  るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:53 * comments(0) * - * -

                  『タヒチの女たち』 by ポール・ゴーギャン

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                    ふたりのおんなが坐っている。
                    パレオ / Pareoを纏う、ひだりに坐る彼女は背をこちらにむけて、眼を鎖している。そして、洋装をしているみぎの彼女は、身体こそ正面を向いているが、その視線は彼女にとっての左側へと向けられている。
                    ふたりの坐るのは黄色い浜辺で、その向こうに見えるのは打ち寄せる波なのか、そらいく雲なのか、さだかではない。


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                    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:49 * comments(0) * - * -

                    『ヘロデの宴』 by フラ・フィリッポ・リッピ

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                      その宴の主催者と、そこでもてなされた饗宴が主題ではない。
                      本来ならば、その為の余興であったもの、そしてその余興に興じたモノが一切をかっさらう。
                      彼女(そしてそれはおさなくあどけない)がこの場、この一夜をとりしきるのだ。


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                      るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:33 * comments(0) * - * -
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