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『シテール島』 by ジャン=アントワーヌ・ヴァトー

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    「舞台上であるかのように横一列にならんだ三人の婦人は、先導者についてゆくことを躊躇している。<中略>三人のうちでいちばん出発の心積もりができているのは、中央の女性である。彼女は両手で両脇の女性たちを前進させようとしている。しかし三番目の女性はアモール(括弧内の補註略)も後押ししているのにもかかわらず、とにかくかたくなで動こうとはしない。三人の女性は、視線を下方にむけて、彼女たちの恋人である男たちがさし示す目的地からは目をそらしている」
    ユッタ・ヘルト / Jutta Held著 美術評論『ヴァトー『シテール島への船出』―情熱と理性の和解 (作品とコンテクスト) / Antoine Watteau: Einschiffung nach Kythera – Versöhnung von Leidenschaft und Vernunft, Frankfurt/Main 1985』より引用)


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    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:55 * comments(0) * - * -

    『タイトル不詳』 by ジュール・パスキン

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      「<前略>やはりヒールとストッキングといういでたちの少年が、裸の娘の胸もとに跨がり自らの快楽に浸っている。<後略>」
      田中雅史 / Masashi Tanakaの評伝『ジュール・パスキン:ある故郷喪失者の悦楽と退廃 / Pleasure And Decadence By A Deracine』より)


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      るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 09:01 * comments(0) * - * -

      『四月 汐干刈』 from 『美南見十二候 』 by 鳥居清長

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        幾人もの女性達に囲まれて、これを男冥利に尽きると呼ぶべきなのでしょうか。
        窓外には、波間を行き交う舟が幾槽もみえます。

        from the series "Twelve Months In The South" by Torii Kiyonaga

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        るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:49 * comments(0) * - * -

        『永代橋佃しま』 from 『名所江戸百景』 by 歌川広重

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          月夜の波間に揺れる舟。灯るあかりは漁火である。夜のむこうにほのかに佃島 / Tsukudajimaが窺える。
          この時間はきっと、橋の上を行き交うヒトは皆無であり、聴こえるのは櫓のたてる音だけだ。


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          『盲人の寓話』 by ピーテル・ブリューゲル

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            盲人が我が身とその行先を託しているのは、別の盲人。5人の盲人が危なげな足取りをもってみちをいく。果たしてそのゆくいくみちはただしいのか。おぼつかない足許にも関わらず、彼等は足並みを揃えて、その道をいく。


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            るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 09:31 * comments(0) * - * -

            『トリエステ、イタリア』 by アンリ・カルティエ=ブレッソン

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              芝生の上に、無防備に睡る半裸の男性。そびえる塔状の建物はそれを静かにみまもっている。


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              るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:59 * comments(0) * - * -

              『墓の中の死せるキリスト』 by ハンス・ホルバイン(子)

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                これがそうなのか。これがあのひとだったのか。あのひとの遺骸がこれなのか。
                最初に沸き起こるのが、そんな疑問である。
                だが、残酷にも、胸部下部そして右掌の、傷痕と黒くこびりついた血痕が、信じ難き事実を告げているのである。


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                るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:42 * comments(0) * - * -

                『1. 水の落下、2. 照明用ガス、が与えられたとせよ』by マルセル・デュシャン

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                  「この作品はフィラデルフィア美術館でぼくは現物をみている。アーチ状のレンガの枠で囲まれた農家の納屋の扉 (?) に小さい穴が2つ開いていて、そこから覗くと中には性器も露わな裸体が股を広げて手にランプを持って枯枝の中に横たわっており、背景には滝のある森の風景と青空が広がっているというジオラマに遭遇するのである。」
                  横尾忠則 / Tadanori Yokoo著『名画 裸婦感応術 / How To Feel Female Nudes In Masterpieces』より)


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                  るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:55 * comments(0) * - * -

                  『村の祭り』 by ダフィット・テニールス (子)

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                    一軒の民家の庭先に、村人達がつめかけ、そこで歌い踊る。それは、春の訪れを悦ぶものだろうか、それとも、秋の実りを寿ぐものだろうか。いずれにしても、そこにあるのは愉しげな顔ばかりである。
                    おおきな樹の根元、その手前で組んだふたつの腕を高々と掲げて踊る1組の男女が一際、めをひく。


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                    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:53 * comments(0) * - * -

                    『山』 by バルテュス

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                      季節は夏。ある山岳の、高原の一角。ここよりも遥かに高い山頂がなす影によって、そこはくらく、そして涼しげでもある。そこに到着した登山者達が、おもいおもいにここまできた疲れを癒しているのだ。あるものは身をよこたえ、あるものは眼前の光景にめをみはる。両腕をくんでたかくのばした女性のその上半身につよい日差しがさしている。


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                      るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 09:03 * comments(0) * - * -
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