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『聖母を描く聖ルカ』 by ロヒール・ファン・デル・ウェイデン

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    「フェルメール『絵画芸術の寓意』は、『画家の画室』という17世紀オランダで流行した画題を描いている。この画題のルーツは、『聖母を描く聖ルカ』。聖母子の姿を描いて布教したという聖ルカを表した画題である。」(『絵画の読み方 / How To Read The Pictures』(西岡文彦 / Humihiko Nishioka 1992宝島社 / Takarajimasha刊行)より)


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    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:53 * comments(0) * - * -

    『玉川堤の花』 from 『名所江戸百景』 by 歌川広重

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      ながれる水面に追随するかの様に、 / Cherry Blossomが満開である。そして、その光景に誘われて、幾人もの人々が、その許を訪れる。対岸の宿屋からも、感嘆の声はあがるだろう。春、爛漫である。


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      るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:15 * comments(0) * - * -

      『黄色いキリスト』 by ポール・ゴーギャン

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        丘の頂き近くに磔刑 / Crucifixio Iesuの像がたっている。おそらくもう何年も何十年も前にそこにある。そこで処刑に処せられている人物は、痛みも悲しみもとうに忘れさっているだろう。彼の足許に座る彼女達は、あの当時と同じ3人だが、彼女達はなんの感慨も抱いていない。
        眼下に長閑な秋の光景が広がる。


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        るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 09:48 * comments(0) * - * -

        『トリプル・エルビス』 by アンディ・ウォーホル

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          「また彼は、イメージのリピートという手法を煩雑につかいました。おなじイメージを一枚の画布に羅列する。これもまた映画感覚です。<中略>映画フィルムをリールからはずして光にかざしたときに見えるのは、イメージのくり返しなわけです」(美術評論『美術の解剖学講義 / The Lecture Of Anatomy For Art』(森村泰昌 / Yasumasa Morimura著)より)


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          『悪しき母たち』 by ジョヴァンニ・セガンティーニ

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            凍てつく様な雪原に唯一ある1本の老樹、その枯枝に、一糸まとわぬ母子が絡め取られている。肌は凍傷だろうか青黒く染まり、その表情は苦痛に歪む。
            もしもこれがなんらかの懲罰、否、そうではなくとも、この雪の光景がきえさった頃、春が到来したら彼等はその咎から解放されるのだろうか。


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            るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:50 * comments(0) * - * -

            『女綱渡り芸人は彼女の影を伴う』 by マン・レイ

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              無造作にきりぬかれた幾つものかたち、そしていろ。そのそれぞれのひとつづつに1条の触手の様なものが伸びていく。そしてその触手の持ち主は、それらのかたちの上方にあって、しろく輝いている。


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              るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:54 * comments(0) * - * -

              『バッカス』 by ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ

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                頭髪に幾つもの花々を配したその人物は、既に酩酊しているのかもしれない。
                紅潮した頬、悩ましげな視線、そんな彼の差し出す銀杯、さて、どうしたら良いのだろう。
                一見すると童女とも見紛うその人物の肉体は、意外にも逞しく、それ故に、悩んでしまうのだ。


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                るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 09:59 * comments(0) * - * -

                『オリバーレス伯公爵騎馬像』 by ディエゴ・ベラスケス

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                  「あの壮麗な画面、『オリバーレス伯公爵騎馬像』は、確かに、神話的要素を含んでいる - 少なくとも、オリバーレス伯公爵があのように戦いに勝ったというのは完全に神話的である - ベラスケスは、オリバーレスが好きではない。しかし彼にへつらっている。そのへつらいは、壮麗な色彩のシンフォニーとなって現れている。」(美術評論『プラド美術館の三時間 / Tres horas en el Museo del Prado』(エウヘーニオ・ドールス / Eugenio D'ors1923年初版)より)


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                  るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 09:14 * comments(0) * - * -

                  『マルセイユの女』 by モイズ・キスリング

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                    氏素性もしれないそのおんながそこに座っている。
                    目鼻立ちのくっきりした丸顔、長い黒髪、そして紺色のスカートに翠色のセーター。さらに両肩には臙脂色のショールをかけて、その色彩からさらに自身の顔立ちを明確に浮き立たせている。
                    なにも解らないが、それ故に厳然として彼女はそこに座っているのである。


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                    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 09:19 * comments(0) * - * -

                    『呪術師』 at レ・トロワ=フレール洞窟

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                      その洞窟壁面に描かれてあるのは牡鹿 / Buckのそれ、2本の立派な角の頭部をもつ怪人物である。


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                      るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:18 * comments(0) * - * -
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