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『トリエステ、イタリア』 by アンリ・カルティエ=ブレッソン

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    芝生の上に、無防備に睡る半裸の男性。そびえる塔状の建物はそれを静かにみまもっている。


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    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:59 * comments(0) * - * -

    『墓の中の死せるキリスト』 by ハンス・ホルバイン(子)

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      これがそうなのか。これがあのひとだったのか。あのひとの遺骸がこれなのか。
      最初に沸き起こるのが、そんな疑問である。
      だが、残酷にも、胸部下部そして右掌の、傷痕と黒くこびりついた血痕が、信じ難き事実を告げているのである。


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      るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:42 * comments(0) * - * -

      『1. 水の落下、2. 照明用ガス、が与えられたとせよ』by マルセル・デュシャン

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        「この作品はフィラデルフィア美術館でぼくは現物をみている。アーチ状のレンガの枠で囲まれた農家の納屋の扉 (?) に小さい穴が2つ開いていて、そこから覗くと中には性器も露わな裸体が股を広げて手にランプを持って枯枝の中に横たわっており、背景には滝のある森の風景と青空が広がっているというジオラマに遭遇するのである。」
        横尾忠則 / Tadanori Yokoo著『名画 裸婦感応術 / How To Feel Female Nudes In Masterpieces』より)


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        るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:55 * comments(0) * - * -

        『村の祭り』 by ダフィット・テニールス (子)

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          一軒の民家の庭先に、村人達がつめかけ、そこで歌い踊る。それは、春の訪れを悦ぶものだろうか、それとも、秋の実りを寿ぐものだろうか。いずれにしても、そこにあるのは愉しげな顔ばかりである。
          おおきな樹の根元、その手前で組んだふたつの腕を高々と掲げて踊る1組の男女が一際、めをひく。


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          るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:53 * comments(0) * - * -

          『山』 by バルテュス

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            季節は夏。ある山岳の、高原の一角。ここよりも遥かに高い山頂がなす影によって、そこはくらく、そして涼しげでもある。そこに到着した登山者達が、おもいおもいにここまできた疲れを癒しているのだ。あるものは身をよこたえ、あるものは眼前の光景にめをみはる。両腕をくんでたかくのばした女性のその上半身につよい日差しがさしている。


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            るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 09:03 * comments(0) * - * -

            『サド侯爵夫人 その4』 by マックス・コワイエ

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              「いとしい方、あたしの手紙をお受け取り下さったかどうか、その手紙があなたのお心を静めたかどうか、まだいくらかでもお疑いが残っているかどうか、あたしは心配です。あたしにとっては、良心に疾しいところがないだけでは、まだ充分ではないのです。さらにあなたの幸福と、あなたのご満足とが欲しいのです ...」(澁澤龍彦 / Tatsuhiko Shibusawa著『女のエピソード』より)


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              るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:43 * comments(0) * - * -

              『陽を浴びるポプラ並木』 by クロード・モネ

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                季節は夏。
                というよりも、そのまえの春ないしは初夏を思わせる、爽やかな気配がそこにある。まっすぐに上へと延びる3本のポプラ / Poplarは、その影が水面に映えて、実際のそれよりも、遥かにながくたかくみえる。


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                るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:58 * comments(0) * - * -

                『人形』 by ハンス・ベルメール

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                  じっとこちらを凝視めている。壁にあずけている半身はなかば壊れ、壁がなければ自立出来ないのであろう。それ故に、こちらを凝視める。否、睨むといっていいのかもしれない。恨み辛みは彼女のくちから洩れ聴く事はないだろう。人形なのだから。だから、その感情はずっとそこに潜められたままだ。ずっと、彼女の視線がこちらに向けられているのも。


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                  るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:52 * comments(0) * - * -

                  連作『さまざまなフランス人と喜劇役者たち』より『シテール島への巡礼者』 by アントワーヌ・ヴァトー

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                    旅装束の男性の、その後ろ姿。彼の旅への想いは窺い知る事は出来ない。
                    そして勿論、その内心も。
                    いや、おのれがむかうべき地への、想いさえもが疑わしいのだ。何故ならば、彼はそんな旅人を演じる俳優であるのだから。
                    自身の演技の事だけが、その脳裏にあるのかもしれない。


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                    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:51 * comments(0) * trackbacks(0) * -

                    『夢見る女たちの目覚め(あるいは魔法の茸の有毒性)』 by ジャック・プレヴェール

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                      巨大な / Mushroomの笠のした、覚醒したばかりのふたりの女性の、そのひとりがこちらにむかって微笑んでいる。まるで媚びをうるかの様な、誘惑するまなざしであり、もうひとりの女性が裸体をさらしているが為に、さらにその気配は濃厚となる。
                      その / Mushroomがあるのは、おおきな邸宅の一角、その入口あたりかと思われる。みどりにけぶる濃厚な空気のむこうに洋館がみえている。
                      その片隅で、馬跳び / Leapfrogにいそしむふたりの男性がいる。彼等は、あの女性達にはまだ気づいていないんだろうか。そして、彼女達も。


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                      るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:42 * comments(0) * trackbacks(0) * -
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