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『教皇イノケンティウス10世』 by ディエゴ・ベラスケス

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    岡本太郎 / Taro Okamotoの著書『今日の芸術 / Today's Art』に以下の様な記載がある。猶、以下の引用文中2度登場する「まね」には、圏点が付されてある。

    「レンブラントやベラスケス(153P、図8)をまねしようとしても不可能です。あの画技には、彼らの持って生まれた資質と、生涯の修練、その結果おのずと体得されたコツとか勘とかいうようなものが塗りこめられているのです。だから、ヘッポコがいくら精神を集中したって、おいそれと、まねできるわけはありません」

    引用文にある「153P、図8」こそ、下に掲載する作品である。


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    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 09:04 * comments(0) * trackbacks(0) * -

    『青いドレスのマルガリータ王女』 by ディエゴ・ベラスケス

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      幼児はいつしか少女となり、そして成熟したひとりの女性となって、いつしか我が児を得る。
      その階梯の第一歩を踏み出すのが、その時。
      既に自らに課せられた命運を自覚しているのかもしれない。


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      るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:57 * comments(0) * trackbacks(0) * -

      『ピンクの天使』 by ウィレム・デ・クーニング

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        そこにある裸体は、おそらくふたつ。さもなければ、みっつ。
        ひとつは右手前にあってこちらに背をむけて座っている。ながくのびているのは、その頸なのだろうか、それとも、無造作に挙げられた左腕なのだろうか。
        ひとつはそれに相対しているかの様で、左の膝をおりまげ、もう一方の脚を投げ出している。
        そのむこうにもうひとり、いるのか。いないのか。こちらを向いてすわっているそれの右腕の様にもみえるのだが。


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        るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:51 * comments(0) * trackbacks(0) * -

        『老女(ラ・ヴェッキア)』 by ジョルジョーネ

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          窓枠? の向こうに佇む老女がひとり。その顔に顕れている老いは隠す事は出来ないが、彼女の心情は決して窺いしれない。そのふたつのまなこはどこを凝視めているのか、中途半端にあけられた口蓋から何を語ろうとしているのか、皆目検討もつかないのだ。もしかすると、彼女の内心は既にこの世にはないのかもしれない。そんな気さえするのである。
          そんなとき、観るモノのそんな途惑いを知ってか知らずか、彼女の右腕にある一文が雄弁に語り出すのである。


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          るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:52 * comments(0) * trackbacks(0) * -

          『デメトリオス1世(ブロンズの若者の頭部)』 by anonymous

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            あるべき両の瞳がないのがこわい。破損している頭部左面もその拍車をかける。
            まるで、死者の顔からうつしとったデスマスク (Death Mask)の様に想えるのだ。

            "Demetrio Poliorcetes. Un bronce monumental helenístico recuperado (Cabeza de bronce, Cat. no. 99 E)" by anonymous
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            るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 09:45 * comments(0) * trackbacks(0) * -

            『ヴェロニカ』 by ジョルジュ・ルオー

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              聖職者と思われる女性。面長の顔には笑みが認められるが、彼女の左眼は潤んでいる様にもみえる。
              笑顔のむこうに人知れず、哀しみがあるのだろうか。
              描線は極めて単純ではあるが、それによって構成されている衣服の肌理は、彫像のそれにもみえる。


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              るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 09:38 * comments(0) * trackbacks(0) * -

              『サッフォー(女性の肖像)』 by anonymous

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                左掌にはノートと思わしき書物、右掌にはペンと思わしき筆記具、そしてその女性は沈思し熟慮している。創造の女神の訪れを待っている様に。
                でもそれとは別に、もうひとつの謎めいた感情がそこにある様な気にさせられてしまう。


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                るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:48 * comments(0) * trackbacks(0) * -

                『画家のアトリエ』 by ギュスターヴ・クールベ

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                  がらんとした部屋。天井も高く奥行きも広い。
                  そこにつめかけた多数のヒトビトは、一体、なにを求めているのだろう。そして、一体、なにを知ったのだろう。その部屋の中央にいるのはひとりの画家なのだ。
                  彼の前にはおおきな画布が掲げられ、それはある光景を描いてある様にみえる。
                  本来ならば、そこに描かれるべき裸婦がひとり、所在無げなのはきっと、おそらくそこに理由があるのだ。


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                  るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 09:18 * comments(0) * trackbacks(0) * -

                  『神の祈り』 by 関根正二

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                    しろい薄衣をまとった2人の女性がいる。その風貌はおさなくみえる。
                    ひだりの女性の掌はかたく握られてはいるが、もうひとりの両の掌には、ちいさな赤いモノがみえる。彼女はそれを厳かに携えている。それは神への捧げものなのだろうか。それにしては、それはあまりにもちいさい。
                    薄明に浮かぶその場には、あかい花がいくつも咲いている。

                    "Prayer Of The Divinity" by Sekine Shoji

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                    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:41 * comments(0) * trackbacks(0) * -

                    『壁画衆人奏楽図』 of ベゼクリク千仏洞

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                      ここで楽器を奏でているのは、人なのだろうか、それとも、神なのだろうか。
                      聴こえてくる筈の音楽が想像の域を出る事はないが、それを奏でているこの6人のひたむきさは嫌でも解る。愉しげな表情と必死の表情。そのふたつが混在しているのだ。

                      "Musicians" by anonymous

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                      るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:35 * comments(0) * trackbacks(0) * -
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