<< March 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

『足部 デッサン』 by パブロ・ピカソ

0
    「<前略>う〜むこれはうまいもんだ、まるで写真で撮ったようだ。本物のようだ。いまにも動き出しそうだ ......」
    「動きはしない、もとが彫刻だから。<後略>」
    南伸坊 / Shinbo Minami著『モンガイカンの美術館 / Mongaikan's Museum : Museum For The Outsiders』より)


    続きを読む >>
    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:46 * comments(0) * trackbacks(0) * -

    『近衛兵たちに護られたモロッコのスルタン(モロッコのサルタン)』 by ウージェーヌ・ドラクロワ

    0
      馬上のその人物だけをとりだしてみてみると、落ち着かない。彼の恰幅の良さも手伝って、重心が上の方にある様に思えるからだ。
      その人物と、彼を乗せる白馬、そしてその周囲に佇む近衛兵 / Garde royale、その全体があって始めて調和がとれる様にみえる。
      とは謂うモノの、彼の背後から差し出された日除けの傘の、ちいささとたかさに、滑稽味を感じぜざるを得ないのだ。

      "Moulay Abd-er-Rahman, sultan du Maroc, sortant de son palais de Meknes, entoure de sa garde et de ses principaux officiers" by Ferdinand Victor Eugene Delacroix
      続きを読む >>
      るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:45 * comments(0) * trackbacks(0) * -

      『死の一突き:プロスペル・メリメ『カルメン』より』 by アラステア

      0
        一刃の閃き。
        ふるうおとこはそのおもいをはたせたのか。おそわれたおんなはそれをかわせたのか。
        わかるのはそこにある激情だけである。


        続きを読む >>
        るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:57 * comments(0) * trackbacks(0) * -

        『花咲くリンゴの樹』 by ピエト・モンドリアン

        0
          と、は謂うものの、それが林檎 / Appleであると解る描写はそこにはなく、それ以前に、白銀の地に綾なす幾本もの黒い曲線が描かれているだけで、樹木であるや否やも、不確かなのだ。


          続きを読む >>
          るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:49 * comments(0) * trackbacks(0) * -

          『大はしあたけの夕立』 from 『名所江戸百景』 by 歌川広重

          0
            ざあっと降る。いよいよ本降りだ。橋の上ゆえ、雨宿りする場所はない。傘をもつモノは傘をひろげ、笠をかぶるモノは顔を伏せ、いずれももたぬモノさえも、ありあわせのモノを頭にかざし、いちもくさんにはしるのであった。


            続きを読む >>
            るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:58 * comments(0) * trackbacks(0) * -

            『イーゼルの前の自画像』 by レンブラント・ファン・レイン

            0
              うすぐらいなか、絵筆とパレットを手にした、老いた画家が立っている。自身の正面にすえられた画架から、身体を斜に構え、眼前にあるモノを凝視める。その眼はおだやかで、頭巾の白さと呼応して、あたかもそこだけにひかりがあたっている様にみえる。


              続きを読む >>
              るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 09:56 * comments(0) * trackbacks(0) * -

              『リヴァーサイド・パーク、雪の朝』 by アーネスト・サトウ

              0
                すみ1色で描いた冬の叙景、と最初はおもう。
                しかしながら、この作品は写真撮影によるモノ、それに驚かされる。


                続きを読む >>
                るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:52 * comments(0) * trackbacks(0) * -

                『聖アントニウスの誘惑』 by ポール・デルヴォー

                0
                  永遠につづくかと思われる回廊を数名の裸女が彷徨い、そして落ち合う。彼女達の会話に登場するのは、勿論、あの人物の事であろう。彼を籠絡しようというのか、彼を嘲笑しようというのか、彼を陥落しようというのか、ことばはいくらでもあふれる。めぐらすかんがえはいくらでもかたられるのだ。なぜならば、よるはながく、彼女達にあたえられた時間は無限のものともおもわれるのだから。


                  続きを読む >>
                  るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 09:14 * comments(0) * trackbacks(0) * -

                  『てすさびするふたり(カード・プレイヤーズ)』 by クロヴィス・トルイユ

                  0
                    おなじ髪型で、おなじ仮面で素顔を覆い、そして、おなじ様な一枚の布でおのれの秘所だけをかくしているふたりの裸婦。ふたりの手許には数枚のカードがおかれ、彼女達が先程までそれに打ち興じていたのだろうと推測される。室内はくらく秘密めいていて、そこに設けられたいくつかの灯りが妖しげなひかりを発しているのだろう。おなじ様な姿勢でからだをなげだしている彼女達をつつむのは、まったくことなった色彩なのだ。


                    続きを読む >>
                    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:49 * comments(0) * trackbacks(0) * -

                    『聖マタイの召命』 by ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ

                    0
                      陽光を背にうけて、そのひとが指し示す。それで、総てが決したのだ。
                      文字通りに、運命の岐路と謂えるだろう。


                      続きを読む >>
                      るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 09:14 * comments(0) * trackbacks(0) * -
                      このページの先頭へ