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詩「再会のとき:Gettting Reacquainted With」

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    あれから何年ぶり? そんなおためごかしはいやだ
    立場もちがえば境遇もちがう
    なかったことにはすでにならない
    もちろん はじめて出逢ったあのときのようにはいかないだろう
    だからいやだといったのだ そのプロジェクトからはおりたい、と
    そんな要求がとおるわけでもない わたしの務めはそのひとの担当なのだ
    わだかまりがないわけではない むしろぎゃくだ
    さいしょにそれをぶつけてやろうか そうもおもう
    まったく初対面としてあってやろうか そうもおもう (さっきと矛盾している)
    雨がふっているきょうも 傘は必須なのだ
    それとおなじことなのかもしれない
    それともあまやどりのようなものなのか
    濡れぬためには軒先をえらぶわけにもいかないのだ
    きょう、そのひとと逢う
    るい rui, the creature 4 =OyO= * poetry : sonnet * 00:00 * comments(0) * - * -

    詩『頭重:Dull Headache』

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      いがいとくらい
      時計はまだここだ
      おきる時間ではまだない
      いましばらくはここにいていい
      うごくものとうごかせぬものがちぐはぐだ
      指先ばかりが鋭敏でそれについていけないものがある
      やるべきことはたんまりとある でもまだいい
      とこにつくとどうじにあの世に直行するのがいちばんらくなはずなのだ
      でもめざめる しかもぶざまに
      時計をまたみる さほどたっていない
      おこされるほうがまだましだ おきねばならぬ理由がそこにあるから
      なぜまだくらいのだろう
      あさじゃない まだ そう 執行猶予中なのだ いまは
      そしていちばんつらいそのときなのだ

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      詩『すがたみ:On A Full-length Mirror』

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        うとましきもの
        わたしをとらえてはなさない

        ねたましきもの
        かわりにわたしからはじゆうだ

        かつて詩人はおのれをうたった
        齢はたちのうつくしさを
        そのとき彼女はなにをみていたのか

        ひにひにわたしは老いてゆく
        わすれてしまったことをそこでおもいださせる

        破壊するのはかんたんだ 逃避するのはもっと
        でもそこから?

        一瞥し、事実をそこでつきつけられ
        敵意をこめてにらみかえす
        そうして今日がまたはじまる
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        詩『主催:Sponsored』

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          Rに

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          詩『いすとりゲーム:Musical Chairs』

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            Aに

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            詩『トリニティ:At Trinity』

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              ひとふきすればきえてしまう
              そんなわかれのそのよるに

              きこえるのはもえているそのおとだけで
              てらしだされるものは想像のいきをでない

              そこにいるのはかおもみたくないから
              いいえ

              うつくしいものはおもいでだけでいい
              そしていまはそのときではない そのときとすべきではない

              わすれることはできないだろう
              そうであるのならば

              このままにもえるにまかせておけばよいのではないか
              陳腐な科白だが ことばはもうとっくにいらないのだ

              やみがおりるそのまえに あさがおとずれる
              きがかりなのはそのことだけだ
              るい rui, the creature 4 =OyO= * poetry : sonnet * 00:00 * comments(0) * - * -

              詩『試写室:In A Preview Room』

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                ほんの一瞬だけ闇が支配する
                そしてはじまる

                ひじかけのうで くんだあし
                おもいからだをあずけた椅子
                そのひとの視線は そのむこうにむけられる

                みあげれば 光源からのひかりは 放射状だろう
                くちはとざされたまま はなしているのは そのむこうだ

                じりじりとする いらいらとする
                態度表明すべきはそののちなのに 結論だけがさきばしる

                かたられているのは愛 しかし野望のそのさきにまつものがある

                わたしがみているのは そのひとだけで
                それをこんどはわたしがえがかなければならない

                沈黙はまもられてはいる
                だが ちいさなおとがずっと
                るい rui, the creature 4 =OyO= * poetry : sonnet * 00:00 * comments(0) * - * -

                詩『とりのこされて:Left Behind Alone』

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                  ここにはだれもいない
                  みんないってしまった

                  ゆれているのはこだち
                  みずのおとがきこえるのは ふかくかんがえなくてもよい

                  いっしょにあそんでいれば
                  そんなくいは いまはいってもせんなきこと

                  めにうかぶのは影法師だけ
                  腕や脚はあらわれるが きみたちのかおはどこにもない

                  どうせ順番だ いずれはわたしも
                  それはきやすめなのだろうか それとも

                  いまにひがのぼる
                  そうしたら、もうすこしはっきりと自覚できる いや、せざるをえないのだ

                  余情にひたれるのはいまだけ
                  そうかんがえれば 夜のやさしさにこそいま ほだされる
                  るい rui, the creature 4 =OyO= * poetry : sonnet * 00:00 * comments(0) * - * -

                  詩『潔癖症:Germaphobia, Am I?』

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                    はこのなかにおさまらない はみでるところ すきのできるところ
                    ああ、なぜなんだろう

                    かがみのまえにたつ これはわたし しかし これがわたしなのだろうか
                    ああ、なっとくできない

                    めのまえが暗転し そしてわたしは窮地のまっただなか
                    へたをするとしぬ いや、まちがいなくしぬ いやでもしぬ
                    しかし、だからこそ、いや、ぜったいに

                    ありえないことはわかっている
                    安閑とした 退屈で 平凡な 日常だけがまだつづく
                    そしてそれにあきあきしている
                    これでも そう こんなときでさえも(こんなときだからこそ?)

                    蛇口をひねると ほとばしる
                    ふれたゆびさきに みずはおもいのほかにつめたく
                    手許から 石鹸がおちて おおきなおとをたてる
                    るい rui, the creature 4 =OyO= * poetry : sonnet * 00:00 * comments(0) * - * -

                    詩『やみよにたたずむしろいふくの女:A Woman In White Standing Under Dark Night』

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                      ひぐれとともにあらわれる
                      そしてもちろんひのでとともにきえてしまうのだ

                      だれもがその存在をしっていて
                      そしてだれもがそれをかたろうとはしない

                      あわいひかりのなかでは、そのからだのむこうもすけてみえるというのに

                      ふたしかで希薄だが実在しているのはたしかなのだ

                      ひとごみのなかふれあう肩はほかのだれともおなじで
                      そんなときにわびごとでもつげれば、会釈でかえす
                      かぜがふけばそのままどこかへととんでしまいそうなのに
                      あめのそのよもひとりそこにぬれそぼつ

                      かのじょはそこにひとりたたずむ
                      なにをまっているわけでもない なにがまっているわけでもない
                      わたしはしっている
                      そしてわたしをしっている
                      るい rui, the creature 4 =OyO= * poetry : sonnet * 00:00 * comments(0) * - * -
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