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詩『たったひとつのこと:The Only One Thing』

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    うそだとおもう
    さもなければ、きづかないか、わずれているか、てをぬいているか、
    かくしている、あざむいているとは、かんがえたくない

    だってそうじゃないか
    反論したり例証をあげたりするのはいつだってできる
    でも、それをみあわせているだけ
    まだ、しんじていたいのだから

    そのことばがはっせられるたびにあなたは
    いや、やめておこう

    わたしはきづいている
    それだけいえば、じゅうぶんだ

    ほんとうのことをはなせともいわない 真実をかたれともいわない
    たったひとりになったそのときに自問自答していてくれればいいのだ
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    詩『うりふたつ:One Of The Two Peas In A Pod』

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      むかしからそのひとのことはよくしっている だがあったこともはなしたこともない あちらはわたしのことなどしらないだろう いやかぜのうわさということはあるかもしれない どちらにしてもそのていどできにもかけていないにちがいない わたしにあうだれもがそのひとのことをおしえてくれる もしかしたらごきょうだい それともしんせきのかた はなしてのきりだしはいつもおなじだ そしてがっかりする もしかしたらそのひととおちかづきになれるのかもしれない そんなかれまたはかのじょのきたいをわたしがうらぎるのだ もちろんはなっからわたしのしるところではない ときにふいをつかれる そのひととまちがえたらしい そのひとがこんなところにいるはずもないのに わたしはそのひとにほんろうされてばかりなのだ そのひとだってそんなつもりもないだろう だけどそのひとがわたしとまちがえられるかのうせいはかいむなのだ わたしのしんるいかとたずねられることもないだろう なぜならばだれもがひとめあいたいとねがっているのがそのひとなのである そう うんよくそのひとにであえればもうそれでとうしょのもくてきはたっせられているのである わたしがどこでなにをしていようがまったくおかまいはないのだ
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      詩『みどりのなか:In The Green』

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        むせかえるような熱気のなかで かぜがふいてきた
        きこえるのはうただ しかもかなしい

        だれがこのことにきづいているのだろう
        それともわたしだけがしらなかったのか
        こどもたちはさっきからずっと
        我かんせずとばかりに おもうがままにふるまっている

        故郷からとおく ああ、望郷とよべばいいのか
        だがそれをかたるその口調はたえず まごついているばかりだ

        それでもかぜはふいている うたのなかみとは無関係に

        あそこにいるだれも なすべきわざに従事している
        まるでかれらのすむいえをたてるかのように

        もうしばらくするとそのうたもついえよう
        そしてさいごになにがのこるのか
        かぜではない それだけがたしかだ
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        詩『はだか:Naked In The Bedroom』

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          ねてみた ひさしぶりだ しかもたったのひとり そうする必要もそうしなければならない要請もない すっかりわすれていた 白布のあの感触 それを全身にかんじる まどろむ そしてゆめをみる めざめてみればそれだけのこと ねあせをかんじて あぁこうやって不純物がながれおちるのかとおもう そうおおもいたい きょうもいやなあさだ これからはじまる
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          詩『めしいたぞう:A Blind Elephant』

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            Nに

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            詩『屋上庭園:At A Roof Garden』

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              のどかなときがながれている
              うきよのうさをいっときわすれることができる
              こんなところにこんないこいの場があるなんて

              くちからこぼれるのはみな、つきなみだ
              まがりなりにもうたをよむくせに そう"詩人"はひとりごちるのだ

              しかししかたがない
              だってそのための場所なのだもの

              ここでみえるのはそらだけだ あしもと、階下はぜったいにのぞめない
              えにかいたような光景 それにわが身をとうずるしかなすすべがない

              もじどおおりにそこはおなはばたけ
              あたまのなかにもおはながあふれる

              不穏な空気があたりをただよい 地上でなにがおきようとも
              ここにいればこぼれることばはたったのひとつ

              あすはあめだろうか
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              詩『成型器:By Molding Machine』

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                よる、あなたといるそのとき、とけていく
                わたしという輪郭がおぼろになって
                そうして、異物をうけいれるのだ

                かなしいかな、しかしいったいになることはけっしてない
                わたしはわたし あなたはあなた いれかわることすらない
                だからこそ、あいまいなものにわたしはなりたいのだろう

                よる、ひとりでいるとき、とけてゆく
                ゆびとゆびとがいとをひく
                関節がきえてうせ 臓器のくうどうがつぶれゆく

                かなしいかな、わたしを放棄することはけっしてない
                わたしはわたし、そんなぶざまな形状になったとしても
                だからこそ、あやふやなものにあこがれるのだ

                あさがきて、わたしは鋳型によこたわる
                そうして、いつものわたしへと つくりなおすのだ
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                詩『このじの歩道橋:A Footbridge U-Shaped』

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                  Dに

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                  詩『猿吼える:A Monkey Howls』

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                    おさなごならばきっとなきだすだろう
                    こちらにみせているのは満面の敵意 全身からはっせられる敵愾心なのだから
                    そこにある感情をしるやいなや おびえ それを身をもって発露するしかない

                    だからといっておそれることはない
                    おりのなか わたしたちへと てのとどかないところに ふうせられているのだから
                    ときにてにしたものをとうじたとしても けっしてそれがとどくことはない
                    そのおろかさをわらっていればいい まさに道化だ

                    しかし、とわたしはおもう
                    これこそわたしたちのすがたそのものではないかと

                    完全に隔離された場所でするのは威嚇ばかり
                    そしてそのありさまをゆびでささされてわらわれているのだ

                    いや、そうではない

                    そこにいるからこそ そんなふるまいができるのだ
                    きずつくものはだれもいない そしてそれゆえにわがみも安心なのだから
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                    詩『途上:On The Way』

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                      はげしくいきかう幹線道路のそのはじを
                      幼女がひとりあるいている

                      あたまにあるのはさかなを模した帽子 そしてみずいろのワンピース
                      はいている靴は彼女のあしの2倍くらいもある
                      おぼつかないあしもとは 水鳥のそれをおもわせる

                      彼女のわきをくるまがすぐるそのたびに
                      かぜがわきおこり 彼女を翻弄する
                      そしてなんどもうしろをふりかえる
                      むこうがわへとわたりたいのだ

                      わたしはひとりまっている
                      おおきくあけたボンネット
                      救援はよんだがしばらくはこない

                      それとも おおきくてをふって
                      どこぞのだれかにひろってもらう
                      るい rui, the creature 4 =OyO= * poetry : sonnet * 00:00 * comments(0) * trackbacks(0) * -
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