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詩『児童公園:At A Children's Park』

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    毎日かようみちぞいにそれはある
    花々と石垣にかこわれた階段をとんとんとのぼったそのさきだ
    はれた日はさらにはれがましく
    あめの日はさらにさびしげに
    わたしのかようみちをいろどっている

    だけれどもふしぎなことにそこにだれかがいたためしはない
    主役はおろか脇役すらも

    たまたまそんな時間なんだろう あなたはそういう
    あさとゆう、たしかにわたしがそこをとおる時間はきまっている
    だけれども

    四季おりおりで彩られる庭は なぜかこばむものがある
    わたしたちをじっとそこでうかがっているのだ
    それゆえに だれもふれない遊具のかずかずはいつでも
    そこにもうけられた当時のまま 原色をほこっているのだ
    るい rui, the creature 4 =OyO= * poetry : sonnet * 00:00 * comments(0) * trackbacks(0) * -
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