詩『忘却:For Forgetting』
2018.01.21 Sunday
なにもかもわすれてしまうこと
よかったことも わるかったことも
うれしかったことも かなしかったことも
ありとあらゆるすべて それまでのすべてを一切わすれてしまうこと
でも それでおわるわけではない
だから そこからはじまるわけでもない
原点回帰でもないし 債務相殺というわけでもない
むしろ負債だけがのこっている
そしてその負債をおのれに都合よく - そう、わすれてしまったのだ
わずかばかりの資産はのこっているのかもしれない
しかしそんな資産も金輪際活用することもできはしない - だって、わすれてしまったのだから
ただここにたちすくんで これからおこるだろうことに身悶える
予感と不安にばかりさいなまれるのはけっしてはじめての体験ではない
だが、それすらもわたしはわすれてしまっているのだ
よかったことも わるかったことも
うれしかったことも かなしかったことも
ありとあらゆるすべて それまでのすべてを一切わすれてしまうこと
でも それでおわるわけではない
だから そこからはじまるわけでもない
原点回帰でもないし 債務相殺というわけでもない
むしろ負債だけがのこっている
そしてその負債をおのれに都合よく - そう、わすれてしまったのだ
わずかばかりの資産はのこっているのかもしれない
しかしそんな資産も金輪際活用することもできはしない - だって、わすれてしまったのだから
ただここにたちすくんで これからおこるだろうことに身悶える
予感と不安にばかりさいなまれるのはけっしてはじめての体験ではない
だが、それすらもわたしはわすれてしまっているのだ