<< August 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 『ブルー・ポールズ(青い柱):ナンバー11』 by ジャクソン・ポロック | main | "Honesty" by Billy Joel(『オネスティ』 by ビリー・ジョエル) >>

背景『魔法空間(青緑)』を使って、小説『リリス』の登場人物レイヴンをイメージしてみたるいです

0
    rui's avatar is supported by colomo / ?FiveAny,inc.

    小説『リリス / Lilith』とは、1895年に発表されたジョージ・マクドナルド / George MacDonaldのファンタジーです。
    ジョージ・マクドナルド / George MacDonaldは童話の、『軽いお姫さま / The Light Princess』(1864年発表)や『お姫さまとゴブリンの物語 / The Princess And The Goblin 』(1872年発表)等の作者でもあります。

    小説『リリス / Lilith』は、莫大な財産と旧い広大な館を遺産相続した青年ヴェイン / Mr. Vaneが主人公です。彼はそこでその館を独りで護る司書レイヴン / Ravenと出逢い、彼の導きによって、館の図書室に開かれた入口から異世界へと旅立つのです。



    そこでは、わたし達の固定観念を裏切る様な、自由奔放なイメージの飛躍に遭遇します。年老いた司書であるレイヴン / Ravenは、その名の通り、一羽の大鴉 / The Ravenへと変貌し、地にある蚯蚓 / The Earthwormは、極彩色の / The Butterflyへと変身します。
    ひとつのモノは常にそのひとつのモノに留まる事を知らず、常にもうひとつのモノへと変幻する可能性を、秘めているのです。

    そして、その異世界を経巡るうちに主人公ヴェイン / Mr. Vaneは、いつしか、そこを支配する女王リリス / Lilithと対峙しなければならない運命である事を知るのです。

    ここに登場する異世界の女王、リリス / Lilith旧約聖書創世記 / Vetus Testamentum Liber Genesis冒頭に顕われた女性の事の様です。
    神がアダム / Adamの肋骨からイヴ / Evaを創造するその前に、アダム / Adamと共にひとつがいのニンゲンとして創造されたあの女性です。
    原典では名前も与えられず、そして、その後にもついぞ再び登場しない代わりに、創世記第1章 / Liber Genesis I創世記第2章 / Liber Genesis IIの間に横たわる大きな矛盾点として、彼女は存在しています。
    その矛盾に気づいたヒトビトによって、彼女はいつしかリリス / Lilithと名付けられて、聖書 / Bibleには決して描かれる事のなかった、彼女の物語が紡ぎ出されるのです。

    古来より、彼女のイメージは様々なかたちで描写され、ジョージ・マクドナルド / George MacDonaldの同時代にも、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ / Dante Gabriel Rossetti の『レディ・リリス / Lady Lilith』やジョン・コリア / John Collierの『リリス / Lilith』(既にこちらでも紹介)等が描かれてきました。
    でも、小説『リリス / Lilith』に登場する彼女は、司書レイヴン / Ravenが大鴉 / The Ravenである様に、まだらの豹 / The Leopardを伴なって、主人公の眼前に顕われるのです。
    だから、わたしはフェルナン・クノップフ / Fernand Khnopff描く『 愛撫 / L'Art ou Des Caresses (Le Sphinx)』での女性をふと、想い出してしまいます。


    るい rui, the creature 4 =OyO= * avatar : myself * 12:21 * comments(0) * trackbacks(0) * -

    スポンサーサイト

    0
      スポンサードリンク * - * 12:21 * - * - * -

      comments

      entry your comments









      trackbacks

      このページの先頭へ