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『ネクスト・トゥ・ザ・ラスト』 by 荒川修作

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    一見、描きかけのナニかかと、想う。
    綺麗に丁寧に引かれた罫線と、あちらこちらに置かれたタイポグラフィとで、ナニカの指示書か設計見本かと、想う。
    でも、これで完成された創作物なのである。


    作品名:ネクスト・トゥ・ザ・ラスト
        Next To The Last
    画 家:荒川修作
        Shusaku Arakawa
    ニューヨーク近代美術館アメリカ合衆国ニュー・ヨーク
        The Museum Of Modern Art, New York, USA


    よく観れば、この描きかけのナニかの様な作品のモチーフは、すぐにそれと理解出来ます。
    レオナルド・ダ・ヴィンチ / Leonardo da Vinciの『最後の晩餐 / L'Ultima Cena (il Cenacolo)』です(そちらに関しては、既にこの頁で紹介してあります)。

    有名な絵画作品であって、しかもその画題が宗教上、大事なテーマをいくつも抱えているエピソードを、描きかけのナニかの様に、表現してある、と考えると、いろいろな解釈の方法が、ある様に想えます。

    ひとつには、『最後の晩餐 / L'Ultima Cena (il Cenacolo)』を描いたレオナルド・ダ・ヴィンチ / Leonardo da Vinciの、その創作途上の考えや想いに馳せる事であるでしょう。

    ひとつには、『最後の晩餐 / Ultima Cena』の渦中で起こった出来事が、宗教的なナニかを指し示すモノとして解釈し、それを教えとして説く、宗教者の考えや想いに馳せる事でしょう。

    そして、もしかしたら、実際に『最後の晩餐 / Ultima Cena』に立ち会ってしまったヒトビトや、イエス / Gesu di Nazaretイスカリオテのユダ / Giuda Iscariotaや遺りの11使徒 / 11 Apostoloという当事者自身の、考えや想いに馳せる事かもしれません。

    この作品をわたしが知る事になった、『モンガイカンの美術館』(南伸坊著)では、この作品そのものへの具体的な言及は、一切ありません。
    ただ、この作品の脇に、『組閣人名図』(朝日新聞より)という、時の内閣の記念写真での配置図が添えられているのです。白いシルエットの各大臣の上に、名前が書かれてあります。

    下に掲載するのは、アンディ・ウォーホル / Andy Warholの、レオナルド・ダ・ヴィンチ / Leonardo da Vinciの『最後の晩餐 / L'Ultima Cena (il Cenacolo)』をモチーフに制作した連作の中のひとつ、『最後の晩餐 カモフラージュ / Detail Of The Last Supper』です。彼の死の前年に創られました。


    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 09:52 * comments(0) * trackbacks(0) * -

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