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『重工業』 by 岡本太郎

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    なぜか元気そうな「おネギ」が登場していたのは面白かった<以下略>



    作品名:重工業
        Heavy Industry
    画 家:岡本太郎
        Taro Okamoto
    美術館:川崎市岡本太郎美術館神奈川県川崎市
        
    The Taro Okamoto Museum Of Art, Kawasaki City, Kanagawa

    どう解釈してよいのでしょうか。

    画面左上に廻る紅い大きな車輪と、その斜め下ではじけている橙の火花様の、このふたつに見とれていると、この作品のタイトルである重工業 / Heavy Industryという言葉は、おおきな説得力をもつモノに観えます。
    そのどちらもが、非常に解りやすいかたちで、重工業 / Heavy Industryを象徴化させていると、誰もが思うと、想います。

    だけれども、それに対する画家の態度が不明瞭なのです。

    紅い大きな車輪の周囲を飛び交うヒト状の物体は、まるでそれを讃えている様に観えます。
    その一方で、はじけている橙の火花様のモノを産み出している巨躯の威圧感は、禍々しくも恐ろしげです。

    つまり、礼賛と批判という相対するモノがふたつ、ここに描かれている様に、わたしには観えるのです。

    そして、その謎をさらに倍加させるのが、画面左下からしなやかに延びている長葱 / Welsh Onionなのです。

    それはまるで、この作品に描かれている重長高大に独り抗っている様に観えるのです。
    しかもわたしには、長葱 / Welsh Onionの先端の緑色よりも、白い根を汚している土の存在が、とっても重要な様な気がします。

    下に掲載するのは、ユーリ・ピメノフ / Yuri Pimenovによる『重工業は永遠に / Long Live The Heavy Industry』(邦題はわたしが訳しました)。
    そこには『重工業 / Heavy Industry』という作品に描き込められている、長葱 / Welsh Onion以外の総ての要素が、描き尽くされている様に観えます。


    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 13:28 * comments(0) * trackbacks(0) * -

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