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『ベールをかぶったキキ(モンパルナスのキキ)』 by マン・レイ

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    椅子に斜に腰掛け、背もたれに肘をついた黒衣の女性。本来ならばそのフォルムに視線がゆくべきところを、わたし達の眼を奪うのは、彼女の眼だ。ヴェール / Veilで覆い隠されている筈のそれはおおきく、だがしかし、その視線の行方は解らない。


    作品名:ベールをかぶったキキ(モンパルナスのキキ)
        Kiki, With Hat Veil (Kiki de Montparnasse)
    画 家:マン・レイ
        Man Ray


    マン・レイ / Man Rayが撮影したキキ・ド・モンパルナスことアリス・プラン / Alice Prin aka Kiki de Montparnasseの肖像写真のひとつです。1922年の作品です(一説には1926年撮影ともされています)。
    そのひとつに『アングルのヴァイオリン / Violon d'Ingres』(こちらで紹介済み)がありますが、あの作品の様なアクロバティックな姿態ではありません。だからと謂って、スナップ・ショット / Snap Shotでもなさそうです。
    まるで絵画作品か彫刻作品の様な美しいフォルムをそこに観ることが出来ます。

    と、謂うか、現代ならばいざしらず、当時の写真撮影はきちんとした技術が必要なモノだから、逆にスナップ・ショット / Snap Shot的な写真の方が珍しいのかもしれません。
    キキ・ド・モンパルナスことアリス・プラン / Alice Prin aka Kiki de Montparnasseが他の画家のところでも果たしていた様に、モデルとしてその椅子に座り、モデルとしてポージングしているのでしょう。
    この当時、1922年でも1926年でも、撮影者と被写体は愛人関係にあったと謂われていますが、この作品から窺い知る事が出来るのは、そんなプライヴェートの関係ではなくて、ひとつの作品を産み出す為の共同作業とその結果です。

    下に紹介するのはチャールズ・アルビン / Charles Albinによる『リリアン・ギッシュ 1922年 / Lillian Gish New York, 1922』。上の作品と同様、被写体の女性はヴェール / Veilを被っています。
    女優リリアン・ギッシュ / Lillian Gishはこの1922年、映画界における彼女の、産みの親とも育ての親とも謂えるD・W・グリフィス / David Wark Griffith監督の下を離れて活躍を開始していました。

    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 10:12 * comments(0) * trackbacks(0) * -

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