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口惜しい(未完)

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    TVのスイッチを切ったのは、仰向けに倒れて、顔をおおっている中田英寿選手の姿を観たからだった。アナウンサーと解説者はなにかを語っていたけれども、全然、耳に残らない。あと一時間もしたら出勤時間だ。とりあへず横になろう。目覚めてみると、何かが変わっているかも知れない。

    ブラジルに勝って、その上さらに2点以上の得点差をつける事。これが、日本チームが次のステージに進める為の条件。毎朝、毎夕、ウクライナ戦が終わってから、ありとあらゆるメディアで連呼されていた言葉だ。
    それがどんな意味を持っているのかは、伝える側も聴く側も理解していた筈だ。でも、こころのどこかでそれを信ぢちゃあいなかった。

    仮眠というにはあまりにも短い睡眠から目覚めて、なにがなにやら解らずに身支度を整えて、出勤の途に出る。いつもと同じ風景のいつもと同じ梅雨空のいつもと同じ電車の乗り込む。そしていつもの様に雑踏でむせ返る様な乗換駅に降り立つと、蒼いユニフォームの一団に遭遇する。無言で家路に辿り着こうとする彼らの姿を見付けた瞬間、泪が溢れ出て来た。 ー口惜しい。
    よくやったでも、がんばったでも、やっぱりでも、馬鹿野郎でも、残念でも、ありがとうでもない、その気持ちはどこからくるのだろう。わたしはサッカーのプレイヤーでもないし、サッカーファンと自称するには、あまりにも付け焼き刃のミーハーでしかないし。それなのに何故、あたかも当事者であるかの様な、感情が迸るのだろう。
    ブラウンの中の選手達の一挙手一投足に翻弄されて、ボールの行方に全神経を集中する。それは何故?

    あるヒトは言った。
    それがサッカーの魔術だと、ワールド・カップの魔力だと、キミもその術中に陥ったのさ、と。
    4年後にまた会おう。

    もしも、サッカーの神様なるものがいるとしたら、なんて残酷なんだろう。
    なまじっか先取点を取ってしまったがために観てしまった観果てぬ夢。
    そして突き落とされる現実。

    恐らくそれがサッカー。それがワールド・カップ。 ー口惜しい。
    その想いが、わたしたちを走らせる。

    破れ去る君へ
    4年後にまた会おう。
    るい rui, the creature 4 =OyO= * diaries : FIFA world cup 2006 * 21:42 * comments(0) * trackbacks(0) * -

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