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『松方幸次郎氏の肖像』 by フランク・ブラングィン

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    談笑中にふとみせる表情。
    そこから画家とモデルの親さを伺う事も出来るのと同様に、その一瞬を逃さなかった画家の観察力をも知る事が出来る。


    作品名:松方幸次郎氏の肖像
        Portrait Of Mr Kojiro Matsukata
    画 家:フランク・ブラングィン
        Frank Brangwyn
    美術館:国立西洋美術館日本東京
        
    The National Museum Of Western Art, Tokyo, Tokyo, Japan

    1916年から1922年頃の作品。

    描かれた人物は、表題にある通り、松方幸次郎 / Kojiro Matsukata国立西洋美術館 / The National Museum Of Western Art, Tokyo等が収蔵している松方コレクション / Matsukata Collectionを成した人物です。
    そしてこの作品を描いた画家は、その松方コレクション / Matsukata Collectionのコンサルタント的な役割を果たしたと謂われています。

    松方コレクション / Matsukata Collectionの、そのごく一部は、国立西洋美術館 / The National Museum Of Western Art, Tokyoに出かけるたびに拝見しています。
    ですが、その作品自体を眼目にする事は、わたしの場合、まずありません。
    マスコミ等が華々しく打ち上げる、そこで開催されている特別展に行ったついでなのです。
    そして殆どの場合、特別展に詰めかけた人々の多さに疲れ果てた後に拝見します。
    ひっそりと静まり返った常設展は、気持ちを鎮めるのにちょうどいい。

    だから、この作品を初めて観た際は、あぁこのひとなのかと、妙な感慨を抱いたモノです。

    国立西洋美術館 / The National Museum Of Western Art, Tokyoにある幾つもの名作は、最初からそこに存在した訳でもないし、だからと謂って、緻密なプランニングによった訳でも、優秀なスタッフ・ワークの結果でもない。

    松方コレクション / Matsukata Collectionが生成されていく物語を読むと、とても不思議な事ばかりなのです。

    下に掲載するのは、ジョヴァンニ・セガンティーニ / Giovanni Segantiniによる『羊の剪毛 / The Sheepshearing』。1883年から1884年の作品です。
    勿論、松方コレクション / Matsukata Collectionのひとつ。
    野上弥生子 / Yaeko Nogami1931年に発表した小説『真知子 / Machiko』の中で、「M−と云ふ富豪の有名な洋画の蒐集を主とした」展覧会に出かける挿話があり、その中で「セガンチニの『羊毛刈』の画」として登場しているそうです。


    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 10:26 * comments(0) * trackbacks(0) * -

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