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『八つ見のはし』 from 『名所江戸百景』 by 歌川広重

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    堀の向こうには城壁があり、その奥にはまっしろな富士山 / Mount Fujiが観える。


    作品名:名所江戸百景 八つ見のはし
        
    Precincts Of The Tenjin Shrine At Kameido for the series
        One Hundred Famous Views Of Edo
    画 家:歌川広重
        Hiroshige
    美術館:東京芸術大学美術館東京都台東区

         The University Art Museum, Taito City, Tokyo Metropolis

    1856年から1859年に描かれた連作『名所江戸百景 / One Hundred Famous Views Of Edo』のひとつです。

    柳の下に橋が架かっていて、画家はそこからの視線で描いています。

    堀の向こうにある城壁は江戸城 / Edo Castleで、そこには橋が架かっていますが、それは八つ見のはし / Yatsumi Bridgeではありません。画家のいる橋、それこそが八つ見のはし / Yatsumi Bridgeなのです。

    この橋の上からは、ななつの橋を望む事が出来、自身のたつ橋を加えると都合やっつの橋が拝める事から、八つ見のはし / Yatsumi Bridgeと呼ばれる様になったと謂います。

    時刻は夕刻でしょうか。山々が描く稜線付近があかく染まり、その結果、堀の水のあおと空のあおで挟まれた空間がぐっとひきしまっています。
    富士山 / Mount Fujiのしろ、そして屋根と山のあいだにあるきいろも綺麗です。

    八つ見のはし / Yatsumi Bridgeの上をゆくふたつの笠そして欄干、そこから城壁を経て富士山 / Mount Fujiへとぐうっと視線が吸い込まれていくなかを、堀に浮かぶ舟々と、空をいく2羽の鳥がかすめ飛んでいく。
    奥へ奥へと誘われる視線を遮るかの様に2種類の、すうっと水平方向の動きがあるのです。

    下に掲載するのは葛飾北斎 / Hokusaiによる、『諸国名橋奇覧 / Rare Views Of Famous Japanese Bridges』のうちのひとつ『三河八つ橋の古図 / Mikawa No Yatsuhashi Kozu』。1833年から1834年にかけての作。
    やっつの橋 / Eight Bridgesで画像検索すると、『伊勢物語 / The Tales Of Ise』で知られる八つ橋 / Eight Bridgesを主題とした画像ばかりが登場したのです。
    その中で、上の作品と同時代のモノを選んでみました。


    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 09:53 * comments(0) * trackbacks(0) * -

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