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『着物のリリー・グルニエ』 by アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック

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    無造作にまとった、黒地の着物と、これもまた無造作に束ねた茶色の髪。
    そして、さも手持ち無沙汰げな両の掌の振る舞い。
    しどけないとか、はしたないとか、湧き上がる語句はあまりいい感触のモノではない。
    だけれども、この女性には、それこそがとても似合っている様にみえる。


    作品名:着物のリリー・グルニエ
        Lili Grenier In A Kimono
    画 家:アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
        Henri de Toulouse-Lautrec
    美術館:個人蔵
        Private Collection


    ジャポニスム / Japonismeを代表する作品のひとつ。1888年の作品です。

    画題にもなっているリリー・グルニエ / Lili Grenierは、この画家の他の作品の幾つかにも、モデルとなっている様です。

    黒く染め上げられた着物の柄は一体、何なのでしょう。足許に描かれているのは菖蒲 / Siberian Irisの様にも見受けられますが、確信は持てません。

    ただ、大雑把に、大胆に省略されて描かれている着物の柄の描写は、彼女の背後にある壁の描写と呼応している様にも思えます。
    金屏風 / Gold‐leafed Folding Screenに思える時もありますし、パリ / Parisにある粗雑なアパルトマン / Appartementの壁に思える時もあるのです。

    下に掲載するのはルイ・アンクタン / Louis Anquetinによる『リリー・グルニエ / Lili Grenier』。1929年の作品です。


    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 10:56 * comments(0) * trackbacks(0) * -

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