<< July 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 詩『新生:New‐born』 | main | 『ぞうさんのぼうし / An Elephant's Cap』performed by bonobonos return >>

"Set The Twilight Reeling" by Lou Reed(『セット・ザ・トワイライト・リーリング』 by ルー・リード)

0
    新年にふさわしい ... のかなぁ?


    いまのおれをうけとめてくれないか
    あらたに星がひとつ誕生する
    ながいあいだ一瞬即発だったそれが爆発したのさ
    なかで自我がぐるぐるとまわっていてさ
    こころのポケットのなかで 血がさかまくなかで
    性の情動のなかで おろかな愛のなかで
    おれはあらたにあらわれたこのおとこをうけいれるよ
    そしてその薄明を手許へとひきよせるのだ


    午前5時 月と陽とを
    窓からながめる
    窓にうつるみどりを
    おれたちは一瞥するのだ
    おれをうけいれてくれたおまえは、こころとそのうででな
    なにがあやまたせたのか、なにがおそれをともなった感情なのか
    あらたな自我がうまれる、そのまえのはしんだ
    おれはあらたにあらわれたこのおとこをうけいれるよ
    そしてその薄明を手許へとひきよせるのだ


    あるソウル・シンガーがステージにたっている
    スポットライトで彼の汗がうかぶ
    彼はひざをつく ないているようだ
    ホーンはその勢いをおさえず
    だがドラムのたたきだすビートで彼はふるいたつ自身にきづく
    彼のみつめるマイクに、彼女のかおがおおきくうかんだのだ
    うねるようなクレッシェンドは、もはや躊躇させない
    おれはあらたにあらわれたこのおとこをうけいれるよ
    そしてその薄明を手許へとひきよせるのだ


    まるでよあけのかがやきがほのかにひかるように
    まるでクロム製の月がそうするように
    まるですべての後悔がおれからうせるように
    その薄明を手許へとひきよせる
    おれはあらたにあらわれたこのおとこをうけいれるよ
    そしてその薄明を手許へとひきよせるのだ


    歌の大意としては、新たな人物と遭遇し、その結果、自らの中にこれまでとはまったく異なる感情が芽生え、その感情に戸惑いながらもそれを受け入れる事とした、と謂う様な内容だと思います。
    勿論、恋の歌です。
    ただ、この歌の解釈をややこしくさせているのは題名にも登場する「セット / Set」と「リーリング / Reeling」で、このふたつの語句は、何度も何度も歌詞中に登場します。
    「トワイライト / Twilight」が、夜明けのモノにも、黄昏のモノにも、いずれにも該当する様に、実はまったく逆の解釈が可能なのではないのかと謂う気持ちにすらさせられるのです。
    歌の主人公は、きっとその不確実さ故に、戸惑い躊躇いながらも、そのむこうへと歩みを進めようとしている、と思えるのです。

    曲名でもあるこの言葉「セット・ザ・トワイライト・リーリング / Set The Twilight Reeling」って、"一縷の望みに賭ける / Gleam Ray Of Hope"とでも訳すべきなのかなぁとも、思っています(歌詞中にある微妙なニュアンスは溢れてはしまうのですが)。


    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : music * 00:00 * comments(0) * trackbacks(0) * -

    スポンサーサイト

    0
      スポンサードリンク * - * 00:00 * - * - * -

      comments

      entry your comments









      trackbacks

      このページの先頭へ