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詩『微熱:A Slight Fever』

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    もぐりこんだ蒲団のなかのそのさらになかにもぐりこむ
    くちのなかのあまずっぱさ うすくらがりのなかのにごったひとみ
    もういっぽうの腕でだきしめるききうでは あかの他人のもののようだ

    はいでて壁をみつめれば そこにおおくの顔がみえる
    むかしあったそのひと 物語のヒロイン いずれうらぎられるいやしいおとこ
    ただ一点だけをみているだけなのに きっといつかあうだろうそのひともいるのだろう

    上半身をもたげればおもく いやでもこうべはしたをむく
    しまりのない皮膚がそこにある
    こんなときこそ髪はじゃまなだけだ みずしらずのひとのようにふるまっている

    せまい部屋がとてもひろくかんじられて ようやくおめあての場所に到達する
    あけたとびらのなかの 白い壁の白い液体
    ひとくちのむつもりが おとがいをつたってむねまでとどく
    そしてそのあまったるさに辟易する

    やさしいのは したのさきにあたる体温計だけなのだ
    るい rui, the creature 4 =OyO= * poetry : sonnet * 00:01 * comments(0) * trackbacks(0) * -

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