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『マリー・アントワネット』 by エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン

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    王族の、重厚な肖像画と思いきや軽やかなのだ。
    それは満面にさすほのかな紅潮と、そこにうかぶ笑み、そして降ろした右腕のその先にある一輪の花の色彩、そんなもののせいなのだろうか。


    作品名:マリー・アントワネット
        Marie Antoinette Of Austria, Queen Of France
    画 家:エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン
        Elisabeth Louise Vigee Le Brun
    美術館:ヴェルサイユ宮殿フランス共和国ヴェルサイユ
        Chateau de Versailles, Versailles, France


    幾つもあるマリー・アントワネット / Marie Antoinetteの肖像画の中で、しかも、この画家の描いた女王の肖像画が幾つもある中で、この作品を選んだのは、澁澤龍彦 / Tatsuhiko Shibusawaのエッセイ『女のエピソード』(大和文庫版)の中の、『マリー・アントワネット ギロチンのまえではじめて気高くなった』で掲載されているからです。

    澁澤龍彦 / Tatsuhiko Shibusawaが何故、この作品を選んだのかは解りません。その文章では女王の生涯を紹介しているのですが、作品には一切、触れていないからです。

    本作品は1779年頃に描かれました。
    マリー・アントワネット / Marie Antoinetteの夫君、ルイ16世 / Louis XVIフランス国王 / monarques de Franceに即位したのが1774年、ふたりの長子マリー・テレーズ・シャルロット / Marie-Therese de Franceが産まれたのが1778年です。
    フランス革命 / Revolution francaise1789年に勃発し、彼女の死は1793年です。
    と、みてみると、彼女の生涯の中で最も艶やかな時季を描いた作品、とでも謂えるのでしょうか。
    母として、妻として、そして女王としての。

    下に掲載するのは同じ画家の『自画像 / Self-portrait』。1790年の作品です。
    フランス革命 / Revolution francaiseから逃れ、彼女がフィレンツェ / Firenzeにある時代に描かれました。
    質素な服装なのに、赤と白の対比もあって、とても華やかな作品です。
    (上の作品も、右隅の赤が素敵なアクセントになっていますね。)


    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 10:52 * comments(0) * trackbacks(0) * -

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