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『石割人夫(石割り (ドゥー県))』 by ギュスターヴ・クールベ

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    男がふたり、作業に勤しんでいる。
    ひとりは片膝をつき、ハンマーを振るい、石を割る。
    もうひとりはひとかかえもあるおおきな石を、自身の膝を支点にして支えている。


    作品名:石割人夫(石割り (ドゥー県))
        Les casseurs de pierres (The Stone Breakers)
    画 家:ギュスターヴ・クールベ
        Gustave Courbet
    美術館:ドレスデン爆撃 / Luftangriffe auf Dresdenで焼失


    1848年の作品。

    作品名をみて、それからその名を与えられた作品に向かうと、おおそうだなと理解出来ます。
    もちろん、それとは逆に、作品を眺めてからその名を読んでも同じ事、間違えようもありません。
    だけれども、それ以外の事がてんで、解らないのです。

    何故、石を割っているのか。割った結果、何を得るのか。そういう情報がこの作品には一切ないのです。
    道を切り開く為に、もしくは開墾の為に、邪魔な石を排除しているのでしょうか。
    それとも、石がその地方の名産品か何かで、石を切り出しているのでしょうか。
    画面左側の男性が抱えている石は、右の男性が割った結果、できたモノなのでしょうか。
    それともその逆に、これからその石を割るのでしょうか。

    スナップショットの様に、そこにある光景を客観的に克明に描き出しているのにも関わらず、いやもしかするとその逆で、描き出しているが故に、その前後に連なる叙述や描写が一切、排除されているのです。

    下に掲載するのはオノレ・ドーミエ / Honore Daumierによる『暴動/ Le Soulevement (The Uprising)』。同じく1848年の作品。
    1848年は諸国民の春 / Printemps des peuplesと謂われ、欧州各国で歴史的な大きなうねりが興った年です。フランス / francaiseでは二月革命 / Revolution francaise de 1848が勃発しています。


    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 06:42 * comments(0) * trackbacks(0) * -

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