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『桜に小禽図』 by 酒井抱一

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    満開の桜の枝に1羽、あおい鳥がとまっている。


    作品名:桜に小禽図
        Small Bird And Cherry Tree
    画 家:酒井抱一
        Sakai Hoitsu
    美術館:細見美術館京都府京都市
        Hosomi Museum, Kyoto City, Kyoto Prefecture


    まっすぐに延びた幹から1枝、下へ下へと延びています。丁寧な剪定の結果なのでしょうか。その枝ぶりはとても美しく感じられます。
    その枝に1羽の小鳥がとまっているのです。彼が蠢けば勿論、一陣の風さえ吹けば、その枝はおおきく揺れる様に思えます。

    ある意味でそれはとても儚い。
    それ以前に、満開の桜自体が、儚い存在です。おそらく、この美しさはもって数日、もしかすると一夜にして喪われてしまうかもしれません。
    描かれた作品は、一瞬の美しさをこうして永劫のモノにしようと企んでいるのです。

    ここにみられるのは、対比の美しさです。
    植物と動物、桜の色と小鳥の羽、微動だにしない幹とか細い枝。
    枝といずれ散る筈の桜は、下方へと謂う動きを示す一方で、上へ上へと延びる幹と同様、小鳥も飛び立てば青空へと向かう筈です。

    下に掲載するのは、中村芳中 / Hochu Nakamuraの『白梅小禽図屏風 / Small Bird And White Plum Blossoms』(英題は拙訳です。正式な名称をご教授願います)。
    酒井抱一 / Sakai Hoitsu中村芳中 / Hochu Nakamuraは同時代人で、どちらも琳派 / Rinpa Schoolと看做されています。

    "Small Bird And White Plum Blossoms" by Hochu Nakamura

    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 10:23 * comments(0) * trackbacks(0) * -

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