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『サビニの女たち』 by ジャック=ルイ・ダヴィッド

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    一触即発。ふたつの軍勢がその雌雄を決し様としたその刹那、果敢にもわってはいったのはそのあらそいの元となった女性達だった。


    作品名:サビニの女たち
        Les Sabines
    画 家:ジャック=ルイ・ダヴィッド
        Jacques Louis David
    美術館:ルーブル美術館フランス共和国パリ
        Musee du Louvre, Paris, France


    1799年の作品。

    画題は古代ローマ / Roma antiqua建国の1挿話です。ティトゥス・リウィウス / Titus Liviusの『ローマ建国史 / Ab Urbe Condita Libri』やプルタルコス / Plutarchusの『対比列伝 / Vitae Parallelae』で語られています。
    当時、その国は女性が少なく、行く末が案じられていました。
    そしてその難問を解決する為に、古代ローマ / Roma antiquaサビニ人 / Sabiniの未婚女性達を誘拐する事によって解決しようとし、物の見事にその企みは成功します。
    そして後にこれが遺恨となって、女性達の奪還を試みたサビニ人 / Sabiniが、古代ローマ / Roma antiquaに開戦を試みます。しかし、その戦争の、あわやと謂うところでひきとめたのは、第一の被害者達である女性達だったのです。

    上の作品は、その紛争を押しとどめようとする女性達を描いたもの。
    サビニ人 / Sabiniの軍と古代ローマ / Roma antiquaの軍との間に、おおきく身体をひろげて立ち塞がる、白衣の女性がひときわ、めをひきます。その彼女の足許にいる幼児達は、彼女達が望まざるかたちで産んだ古代ローマ / Roma antiqua人達との子です。この子供達がいる事が、彼女達にこの様な勇敢で大胆な行動を起こさせたのです。
    白衣の女性の左後方で、ひとりの赤子を抱えあげる女性も、強く印象づけられますね。

    下に掲載するのはニコラ・プッサン / Nicolas Poussinによる『サビニの女たちの掠奪 / L'Enlevement des Sabines』。1637年から1638年頃の作品。
    上の作品と同様に、ルーブル美術館 / Musee du Louvreに収蔵されています。
    猶、上の作品とは異なり、この逸話の発端となった、古代ローマ / Roma antiqua軍による、サビニ人 / Sabiniの女性達の誘拐の情景が主題となっています。


    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 09:53 * comments(0) * trackbacks(0) * -

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