<< August 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 短歌:梅雨入リデ詠メル | main | 詩『標識: A Road Sign』 >>

『ビッグレディー』 by ニキ・ド・サンファル

0
    身長250cmの巨体が、目にも鮮やかな、色彩の衣服をまとって、そこにいる。


    作品名:ビッグレディー
        Big Lady Black
    画 家:ニキ・ド・サンファル
        Niki de Saint Phalle
    美術館:ニキ美術館栃木県那須町2011年閉館)

        Niki Museum, Nasu, Tochigi Prefecture (2011 Closed)

    1968年の作品。
    250 × 157 × 80 cmと謂う巨きさ、文字通りのビッグレディー / Big Lady Blackです。

    アフリカン・アート / African Artを思わせる極彩色のそれは一見、抽象画の様にみえて、その実、具体的なモノが描かれている様にも思えます。

    彼女の右の胸は、血走った眼球の様でもあり、左の胸は花が描かれている様に思えます。
    右掌に抱えた緑色の鞄が触れているあたりは、鍵盤の様で、彼女の右指がそれを奏でているかの様にも思えるのです。そしてお臍のあるあたりは、なんだかそこから列車が躍り出ている様にも思えてしまいます。

    そうやって考えていくと、彼女の纏う衣服は、次から次へと、様々な事を語りかけている様です。
    自由奔放に空想の域が広がります。

    ところで、わたしはこの作品を『名画裸婦感応術』(横尾忠則 / Tadanori Yokoo著)で知ったのでした。
    そして、疑問に思います。何故、この作品が裸婦なのか、と。どうみても、着衣です。

    著者は次の様に記しています。
    「黒い身体にペインティングされたワンピースを着た女性だけれども、やたらに乳房を誇張しているので<中略>乳房の部分だけが本物で、本物に衣服と同じような模様をボデイペインティングしたと思うことにしよう」

    強引と謂えば強引ですが、そんな視点もあるのだなぁと驚かされます。
    でも、それでは、こんな原色に彩られた(本物の)乳房とは一体、なんなのでしょう。
    左のそれはともかく、右のそれはおいそれと触れる事も躊躇われてしまいます。

    下に掲載するのはマルガリータ・シコールスカイア / Margarita Sikorskaia(読みはこれであっているのでしょうか?)の『1968』。
    題名? (果たしてこれが正式な作品名なのかは不明です)を信ずれば、上の作品と同じ1968年の作品であると思われます。


    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 09:58 * comments(0) * trackbacks(0) * -

    スポンサーサイト

    0
      スポンサードリンク * - * 09:58 * - * - * -

      comments

      entry your comments









      trackbacks

      このページの先頭へ