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『突撃する近衛兵将校(D氏の騎馬肖像)』 by テオドール・ジェリコー

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    前肢を高々とあげて荒ぶる白馬に騎乗するその人物は、おのれの背後に眼を向ける。
    そして、おそらくその次の瞬間、右掌にした白刃を高々と挙げて、こう叫ぶのだ。
    「突撃開始」と。


    作品名:突撃する近衛兵将校(D氏の騎馬肖像)
        
    Officier de chasseurs a cheval de la garde imperiale chargeant
    画 家:テオドール・ジェリコー
        Jean Louis Andre Theodore Gericault
    美術館:ルーヴル美術館フランス共和国パリ
        Musee du Louvre, Paris, France


    画家の代表作は『メデューズ号の筏 / Le Radeau de la Meduse』(こちらで紹介済み)なのですが、逆に謂えば、わたしが知っているのはその作品だけだったのでした。
    それもその筈、画家は僅か32歳にして亡くなってしまったからです。
    もしも画家が長命を得られていたとしたら、『メデューズ号の筏 / Le Radeau de la Meduse』に匹敵、いやいや、それをも凌駕する様な大作や名作を遺したのかもしれません。

    本作品は、そんな画家の数少ない作品のひとつ、1812年のサロン・ド・パリ / Salon de peinture et de sculptureに出品された作品です。しかも本作品は画家にとっての初めての出品作であるばかりか、見事に金賞を得たのです。

    ちなみに『メデューズ号の筏 / Le Radeau de la Meduse』は1819年に、サロン・ド・パリ / Salon de peinture et de sculptureに出品されました。
    画家の活動はこの僅か7年間に濃縮されている様です。

    描かれているのは、1頭の白馬とそれを疾駆する軍人なのですが、彼の向ける視線の存在によって、ここに描かれていない様々な事、すなわち戦場や戦況、彼に後続する軍隊、そして彼の前方に立ち塞がる敵軍の存在を想いはかる事が出来ます。

    下に掲載するのはフランソワ=ジョセフ・アイム / Francois-Joseph Heimによる『1824年のサロン閉会にあたり、美術家たちに褒賞を授与するシャルル10世 / Le roi Charles X distribuant des recompenses aux artistes, a la fin du Salon de 1824, dans le grand Salon du Louvre』。画題にある年号の1年後、1825年の作品です。
    当時のサロン・ド・パリ / Salon de peinture et de sculptureの様子が描かれているので、選びました。

    "Le roi Charles X distribuant des recompenses aux artistes, a la fin du Salon de 1824, dans le grand Salon du Louvre" by Francois-Joseph Heim
    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 09:07 * comments(0) * trackbacks(0) * -

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