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"Both Sides, Now" by Joni Mitchell(『青春の光と影』 by ジョニ・ミッチェル)

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    邦題が気恥ずかしい ...。
    確かに歌われているのは、あるモノのふたつの側面。光と影ではあるのだけれども。


    天使の髪がえがくながれ
    そしてアイスクリームでできた砂上の楼閣
    羽毛におおわれた峡谷はいたるところにある
    雲はこんなふうにおもえてしまう


    でもいまやそのうちのたったひとつが陽をおおい
    だれにもおしみなく雨や雪をふらせる
    だからそれまでにわたしはおおくのことをおわらすべきなのだ
    でも、雲はわたしのゆくさきにもむかう


    いまのわたしは雲にあるふたつの側面をみている
    うえからもしたからも、そしてそれいがいもまたしかり
    でもわたしがおもいえがくのは雲がえがく幻想で
    けっして雲そのものをわかったわけではない


    めぐるめぐる、月や衛星や6月に観覧車
    そのどれもがめがまわるようにおどっているようだ
    まるであらゆるおとぎばなしが現実になったように
    愛しているとこんなふうにもおもえてしまう


    でもいまやもうひとつの現実
    それらをのこしたままであなたがわらいながらさっていく
    でもすこしでもきにとめてくれるのなら、そんなことにきづかさせないで
    本心はかくしたままでいてほしいの


    いまのわたしは愛にあるふたつの側面をみている
    あたえることとうばうこと、そしてそれいがいもまたしかり
    でもわたしがおもいえがくのは愛がえがく幻想で
    けっして雲そのものをわかったわけではない


    なみだをながしたり、おそれにおびえてたり、ほこりにおもったり、いずれにしても
    さあはっきりとおおきなこえでおっしゃい「あいしている」と
    あいまいな夢やしっかりとした計画とあとはサーカスの観客(ただそうぞうしいだけ)
    人生とはこんなふうにもおもえてしまう


    でもいまやふるくからの友人たちもきみょうなふるまいをするばかり
    くびをふりながらかわってしまったのさ、と
    そう、なにかをうしなって、なにかをえたのだ
    日々のくらしのなかで


    いまのわたしは人生にあるふたつの側面をみている
    勝者となること敗者となること、そしてそれいがいもまたしかり
    でもわたしがおもいえがくのは人生がえがく幻想で
    けっして人生そのものをわかったわけではない


    いまのわたしは雲にあるふたつの側面をみている
    うえからもしたからも、そしてそれいがいもまたしかり
    でもわたしがおもいえがくのは雲がえがく幻想で
    けっして雲そのものをわかったわけではない


    歌詞を大まかにみっつにわけると、「雲 / Cloud」と「愛 / Love」と「人生 / Life」。
    で、そのみっつに分けたそれぞれの冒頭1行が凄く難解なのです。勿論、そのいずれもそれが所属する連を読んでみれば、そこで綴られている事象の比喩表現だと謂う事はすぐに解ります。そして、解るが故に余計に日本語に変換し難いのです。
    「ロウズ・フロウズ・オヴ・エンジェル・ヘア / Rows And Floes Of Angel Hair」は雲の流れゆく様を描写したモノなのでしょうが、「エンジェル・ヘア / Angel Hair」は"天使の髪"と訳せると同時に、パスタのカペッリーニ / Capelliniでもあります。次の行で「アイスクリーム / Ice Cream」が登場するので、そちらの解釈もありである様にも思えます(結局、無難な方にしました)。
    「ムーンズ・アンド・ジューンズ・アンド・フェリス・ホイールズ / Moons And Junes And Ferris Wheels」は、個別にみていけば、「月 / Moons」と「6月 / Junes」と「観覧車 / Ferris Wheels」となりますが、元来はひとつしかない月 / The Moonや1年にひとつしかない6月 / Juneが複数形である事が解せません。日本語ならば地球の衛星と暦上の30日間は"月"と謂う同じ表現があるので、比喩としてあり得るのですが、英語ですからねぇ。しかもその一方でこちらの頁に従うと"ムーンズさんとジューンズさんとフェリスさんがまわる"とも読めてしまいます。この場合、それぞれを人物の固有名詞と解釈します(結局、無難な方にしました)。ちなみに、6月 / Juneが、ここに登場するのは、ジューン・ブライド / June Brideに代表される様に、恋愛に関しては大事な月なのだからだろうな、とは思っているのですが。
    その点、「ティアーズ・アンド・フィアーズ・アンド・フィーリング・プラウド / Tears And Fears And Feeling Proud」は難易度は低いのですが、その2行後に登場する「ドリームズ・アンド・スキームズ・アンド・サーカス・クラウズ / Dreams And Schemes And Circus Crowds」が難しい。前2者はともかく、ここに"サーカスの観客 / Circus Crowds"が登場する謂れが解らない。仕方がないので、上にある様に自身の解釈を補足してみました。


    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : music * 00:00 * comments(0) * trackbacks(0) * -

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