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『糀町一丁目山王祭ねり込み』 from 『名所江戸百景』 by 歌川広重

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    揃いの笠を被った群衆が大挙して、堀端の坂を登り、城門の中へと進む。
    祭りの熱狂は、おそらくその先にあるのだろう。


    作品名:名所江戸百景 糀町一丁目山王祭ねり込み
        
    The Entrance Of The Sanno Festival Procession To Kojimachi
         for the series One Hundred Famous Views Of Edo
    画 家:歌川広重
        Hiroshige
    美術館:国立国会図書館東京都千代田区
        National Diet Library, Chiyoda City, Tokyo Metropolis


    画面の左半分を大きなオブジェが占めています。
    これは、諌鼓鶏 / Kankodori Festival Car。
    日枝神社 / Hie Shrineの祭礼、山王祭 / Sanno Matsuriに登場する山車 / Festival Carのひとつです。

    この山車 / Festival Carを引き連れて、氏子達 / Parishionersはこれから江戸城 / Edo Castleに向かい、城内を練り歩く事になっています。
    画面中央奥、緑の上を行く集団が先頭で、茶色のオブジェもやはり山車 / Festival Carのひとつ、猿の山車 / Monkey Festival Carです。
    彼等の向かう先には半蔵門 / Hanzomon (Hanzo Gate)が控えています。

    城内に入った氏子達 / Parishionersは、吹上御殿 / Fukiage将軍 / Tokugawa Shogunに拝謁し、常盤橋御門 / Tokiwabashi Gateから出ることになります。

    作品自体からは、山王祭 / Sanno Matsuriならではの感興と謂うモノはあまり感じられません。
    ですが、そこに参加する人々の多さや、山車 / Festival Carの大きさと謂うモノは、奥行きを感じさせる画面によって、ありありと感じる事が出来ると思います。

    例えば、画面半分を占める諌鼓鶏 / Kankodori Festival Carと比しての、半蔵門 / Hanzomon (Hanzo Gate)のちいささ、その結果、この氏子達 / Parishionersの行列の長大さは否応もなく、理解出来る筈です。
    諌鼓鶏 / Kankodori Festival Carの局部と猿の山車 / Monkey Festival Carの全体像、巨大な諌鼓鶏 / Kankodori Festival Carとちいさな猿の山車 / Monkey Festival Car、ふたつの山車 / Festival Carの対比も見事です。

    下に掲載するのは歌川貞重(歌川国輝) / Kuniteruによる『山王御祭礼図 / Sanno Gosaireizu (Sanno Matsuri Celebrate Festival)』(英題名は拙訳です)。
    1830年から1844年頃の作品です(上の作品を含む連作『名所江戸百景 / One Hundred Famous Views Of Edo』は画家晩年の1856年から1858年にかけての作品です)。

    "Sanno Gosaireizu (Sanno Matsuri Celebrate Festival)" by Kuniteru

    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 09:56 * comments(0) * trackbacks(0) * -

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