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『アルジェの女たち』 by パブロ・ピカソ

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    画面左には、双丘をあらわにした女性が正面を向いて腰掛け、その隣には全裸の女性が仰向けになって大きく脚を組んでいる。
    彼女達がいる奥行きのある部屋の、その奥にはもうひとりの女性のはだかの臀がみえ、そこからさらに奥にある扉の向こうにもひとり、むきだしの乳房をたたえた女性がみえる。


    作品名:アルジェの女たち
        Les femmes d'Alger (Women Of Algiers), Variation "O"
    画 家:パブロ・ピカソ
        Pablo Picasso
    美術館:個人蔵
        Private Collection


    かなり以前のこちらの記事で、ウージェーヌ・ドラクロワ / Ferdinand Victor Eugene Delacroixの作品『アルジェの女たち / Femmes d'Alger dans leur appartement』(1834年発表)を紹介した際に、一緒に掲載した作品です。

    本作は、ウージェーヌ・ドラクロワ / Ferdinand Victor Eugene Delacroixのその作品を基に画家が描いた連作のひとつです。
    その連作は1954年から1955年にかけて描かれて全部で15作品、本作はその最終作品で1955年に完成しました。

    先行する絵画作品を基に描いたといっても、全然違う作品となっています。それは画家ならではのキュビスム / Cubismeの手法に則った描写である、それだけではありません。
    描かれている女性の位置や姿勢も全く違う、この作品の画面右側を大きく占めている仰向けの女性は、基の作品には登場すらしていないのです。

    単純に、暗い部屋に佇む女性達がそこに描かれている、ただその1点だけが、ふたつの作品に共通している様に思えます。

    そして、画面のそこかしこに登場する、原色に彩られた太い描線が、基の作品とは違った彩りを演出しています。それが結果、本作品の題名にあるアルジェ / Algerieと謂う土地を強く印象付ける様な気がします。

    下に掲載するのはアンリ・フェリックス・エマニュエル・フィリポトー / Henri Felix Emmanuel Philippoteauxによる『アルジェの女たち / Femmes mauresques d'Alger dans leur appartement』(邦題は拙訳です)。
    制作年は不明なのですが、アンリ・フェリックス・エマニュエル・フィリポトー / Henri Felix Emmanuel Philippoteauxの生没年が1815年〜1884年なので、ウージェーヌ・ドラクロワ / Ferdinand Victor Eugene Delacroixと同時代人による同じ画題の作品です。


    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 09:45 * comments(0) * trackbacks(0) * -

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