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『死と乙女』 by エドヴァルト・ムンク

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    髑髏が少女を抱擁する。
    と、謂うよりも彼の愛情を身をもって彼女が受ける。
    受けるばかりか、より積極的にそのくちづけを甘受しているのだ。


    作品名:死と乙女
        Doden og kvinnen (Death And The Maiden)
    画 家:エドヴァルト・ムンク
        Edvard Munch
    美術館:オスロ市立ムンク美術館ノルウェイオスロ
        Munch‐museet, Oslo, Norway


    1894年の作品。

    どきりとするのは、髑髏の右脚。
    それが、少女の股に挟まれているところです。
    彼女の太腿が白く豊満であるその一方で、髑髏のそれは黒くて鋭く尖っています。
    単純に、それは脚と謂うよりも、男性器を思わせます。

    画題である『死と乙女 / Death And The Maiden』は、死を想え(メメント・モリ) / Memento Moriの表現のひとつです。
    死が、もしくは死を象徴するモノが、美しい女性を脅かす事によって、生の儚さや脆さを主張するのです。

    でも、この作品はそればかりにとどまっているとは思えません。
    寧ろ、積極的に死を受け入れる、死と戯れています。
    以前、こちらで紹介したエゴン・シーレ / Egon Schieleの『死と乙女 / Tod und Madchen』と共通するビジョンです。

    下に掲載するのはピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ / Pierre Puvis De Chavannesによる『死と乙女 / Death And The Maiden』。1872年の作品です。
    この画家には同じ画題の作品がいくつもある様ですが、この作品はナショナル・ギャラリー / The National Gallery, London収蔵の作品です。


    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 10:05 * comments(0) * trackbacks(0) * -

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