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『グスタフ・マーラー』 by エミール・オルリック

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    音楽家の、文字通りの横顔。
    そのかんばせは極めて克明に描かれているのに比して、衣服は最小限度の描写にとどまっている。
    だから、この作品を観るモノはきっと誰しも、描かれた音楽家の生涯やそこで産み出された作品に想いを馳せる。
    画家の筆致や画風が顧みられる事は恐らくにない。


    作品名:グスタフ・マーラー
        Gustav Mahler
    画 家:エミール・オルリック
        Emil Orlik
    美術館:オーストリア国立図書館オーストリアウィーン
        Osterreichische Nationalbibliothek, Wien, Austria


    1902年の作品。

    この年、グスタフ・マーラー / Gustav Mahlerは『交響曲第5番嬰ハ短調 / Die 5. Sinfonie』を発表します。
    その作品は後に、この音楽家をモデルとして描かれた映画『ベニスに死す / Morte a Venezia』(ルキノ・ヴィスコンティ / Luchino Visconti監督作品)に起用され、その結果、おそらくこの音楽家の作品群の中でも最も知られた曲のひとつとなります。
    アルマ・マーラー / Alma Mahler-Werfelと結婚したのもこの頃の事です。
    公私共々、絶頂期にある音楽家の風貌をとどめたのが、本作と謂えるのでしょう。

    と、解った様な顔をして上の文章を綴ってはみたものの、音楽家の作品群の良き聴き手であるとは、間違っても謂う事は出来ません。
    この音楽家に関しては、妻との確執を主題とした映画『マーラー / Mahler』(ケン・ラッセル / Ken Russell監督作品)を観たくらいです。

    音楽家の死去後、彼女を主題とした絵画作品をこのブログで幾つか紹介している以上(こちらこちらを参照の事)寧ろ、妻の方に馴染みがあると謂えるのかもしれません。

    下に掲載するのはアクセリ・ガッレン=カッレラ / Akseli Gallen Kallelaによる『グスタフ・マーラーの肖像 / Portrat Gustav Mahler』。1907年の作品です。
    この年、音楽家は『交響曲第8番変ホ長調 / 8. Sinfonie』を発表します。


    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 10:25 * comments(0) * trackbacks(0) * -

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