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『アジャンター第1窟の仏陀』 at アジャンター石窟群

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    「その顔は正面から見ると悲哀を、右側から見ると明朗さを、左側から見ると熱慮を宿しているように見えると言われる」


    作品名:アジャンター第1窟の仏陀
        Buddha Statue At Cave 1
    画 家:作者不詳
        anonymous
    美術館:アジャンター石窟群インドマハラーシュートラ州
        Ajanta Caves, Maharashtra, India


    上掲の文章に綴られている事を確認したくとも、その像をみっつの異なる方向から撮影してある画像は、ネット上からでは検索出来ないのでした。

    その書籍に掲載されている写真は、その像をむかってななめ左から撮影したモノで、しかも、撮影時の投光が異なるせいでしょうか、上に掲載した画像とまったく印象が異なるのです。

    そうですよね。
    3次元の美術作品は、視点が異なればそれだけで作品の印象が異なってくる筈ですし、また、仮に同一の視点であっても、その作品に投げかけられたひかりの色や量や質にも応じて、鑑賞者に与えるモノは様変わりしていくのですから。

    だから、実際に現地へ赴き、そこで鑑賞してみるしか方法はなさそうなのです。

    と、納得するのは簡単です。
    ただ、遠い記憶を辿っていけば、ある仏像の顔面には、いくつもの表情が隠されていて、みる角度やみる方向によって、様々なモノを信仰者に与えるのだと聴いた記憶があるのです。
    そしてある像の前に案内されて、この像の様に、正面からみれば ...、右からみれば ...、左からみれば ...、と教えられた様な記憶があるのです。
    修学旅行のときなのかなぁ。いつどこでどの像を、と謂う記憶がすっぽりと抜け落ちているのではありますが。

    ちなみに、この像のある第1窟 / Cave 1は、『蓮華手菩薩 / The Bodhisattva Padmapani, The Bearer Of The Lotus』(こちらで紹介済み)と『金剛手菩薩 / Vajrapani Bodhisattva』(こちらで紹介済み)が描かれている場所でもあります。

    下に掲載するのは『釈迦三尊像 / Shaka Triad』。法隆寺 / Horyuji金堂 / Kondoにあります。作者は銘から鞍作止利 / Tori Busshiとされています。
    蓮華手菩薩 / The Bodhisattva Padmapani, The Bearer Of The Lotus』と『金剛手菩薩 / Vajrapani Bodhisattva』とが、法隆寺 / Horyuji金堂 / Kondoの壁画に描かれているモノとの関連性ないしはそれらへの影響が指摘されているので、選んでみました(尤も『アジャンター第1窟の仏陀 / Buddha Statue At Cave 1』と『釈迦三尊像 / Shaka Triad』との類似性等を指摘する文献には出逢えてはいないのではありますが)。


    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 10:16 * comments(0) * trackbacks(0) * -

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