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『サルダナパロスの死(サルダナパールの死)』 by ウージェーヌ・ドラクロワ

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    そこにあるのは無秩序で、描かれている人物のどれもがおのれの欲望をほしいままにしている。
    だが、ただひとり、彼等の放縦を許している王だけは違う。冷酷なその瞳は、諦観とはまた違う色彩を帯びているのだ。


    作品名:サルダナパロスの死(サルダナパールの死)
         La mort de Sardanapale
    画 家:ウージェーヌ・ドラクロワ
        Ferdinand Victor Eugene Delacroix
    美術館:ルーブル美術館フランス共和国パリ
        Musee du Louvre, Paris, France


    1827年から1828年にかけて描かれた作品。

    画題は、ジョージ・ゴードン・バイロン / George Gordon Byronの戯曲『サルダナパール / Sardanapalus - A Tragedy』に基づいたモノで、アッシリア / Assyriaの国王、サルダナパール / Sardanapalusの最期を描いた作品です。
    自身の敗北をもって、総てを破壊し、愛する女性の殺害を命じるのです。

    絵画史的にはロマン主義 / Romantismeを代表する作品であって、ここに描かれている群像の、荒々しいばかりの肉体の動きとその描写は、それを実に保証してくれます。

    ですが、画題自身にある、破滅とそれによってもたらされる絶望的な精神のありどころは、ロマン主義 / Romantismeと謂うよりも、その後に控えている世紀末美術 / Fin de siecleに通じるモノがある様な気がします。
    それとも、そんな退廃的な画題をも凌駕するかたちで描写する、その筆致をもって、ロマン主義 / Romantismeと謳うのでしょうか。

    下に掲載するのは同じくサルダナパール / Sardanapalusを題材とした、フォード・マドックス・ブラウン / Ford Madox Brownによる『サルダナパロスの夢(サルダナパールの夢) / The Dream Of Sardanapalus』。1871年の作品。
    本作と本作を描いた画家はラファエル前派 / Pre-Raphaelite Brotherhoodに属していると看做されています。


    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 10:28 * comments(0) * trackbacks(0) * -

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