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"Listen To What The Man Said" by Wings(『あの娘におせっかい』 by ポール・マッカートニー・アンド・ウイングス)

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    邦題が味わい深いのだけれども。


    いつだって、どんなときだって
    こんなこというよね、みんな
    恋すりゃ一途、わきめもふらずって、でもそうなのかな
    ぼくにいわせりゃ、ひとを愛するにはまずおもいやりって


    兵隊さんがおんなのこにキスをする
    かなしい世界がそこにはあるのにさ
    そんなことかれはきにしない、だって恋しているんだもの
    そいつにいわせれば、ひとをすきになるってすてきなことなんだもの


    そうさ、わかりきったはなしさ
    いくべきみちをいくしかない
    だれがなんていおうともね
    でもだれもわかっているだろう ひとをすきになる意味を
    だれにとっても、愛とははぐくむものなのさ そいつのいいたいことはそういうこと
    だから、きみもみみをかたむけてもいいんじゃないかな


    あいつならこういうさ

    ひとを愛するってふしぎなことばかりさ
    だれかと恋におちるってふしぎなことばかりさ
    なぜすきになっちゃうんだろうね


    「ラヴ・イズ・ブラインド / Love Is Blind」と謂う慣用句? に照応する様に、「ラヴ・イズ・カインド / Love Is Kind」と「ラヴ・イズ・ファイン / love Is Fine」が登場します。さらに謂えば、前のふたつは韻を踏んでいます。
    それを前提にして、どんな謂い回しがいいのだろうか、と謂うのが、この曲の最も考えるべきところです(わたしにとっては)。しかも「ラヴ・イズ・ブラインド / Love Is Blind」は慣用句? とは申せ、日本語にする場合、すこし注意が必要な様にも思えます。
    なので英語ならば「ラヴ / Love」一語で表現しているものを、3通りに解釈してみました。愛と恋と好き、です。

    直訳すると「兵士は悲劇的な世界を置き去りにして少女に口づけする / Soldier Boy Kisses Girl Leaves Behind A Tragic World」の部分、いい表現が浮かびません。「ビハインド / Behind」の解釈が難しいのです。
    単純に考えれば、戦争中であるのにも関わらずに恋に陥る兵士、とでもなると思えるのですが、わたしの念頭に浮かぶ光景は『勝利のキス / V-J Day In Times Square』(アルフレッド・アイゼンスタット / Alfred Eisenstaedt撮影)なのです。有名な「兵士が女性に接吻した / Soldier Boy Kisses Girl」写真です。
    戦争終結で高揚したあまりの直裁的な歓喜、とでも理解出来る行動がそこにはある様ですが、視野をもう少しひろくとれば、その背後 / Behindにはもっともっと複雑な心情を読み取る事も出来そうな気がします。
    (だからと謂ってそれを前提としたこの曲のこの部分の解釈が出来る訳ではないのですが。)

    原題は直訳すれば「その男のことばに耳を傾けよ / Listen To What The Man Said」ですが、もっとざっくばらんな世界観、例えば、歌の主人公が仲のいい女友達にむかって、「あいつきみにはなしたいことがあるみたいだよ」みたいな光景と謂えなくもないのです。そんな叙景を思い描くと邦題はとても相応しい解釈の様に思えます。
    「あの男 / The Man」が「兵士 / Soldier Boy」のいいかえの様には、わたしには考えられないのです。
    (そしてふと、「彼 / He」をジョン・レノン / John Lennonとして曲全体を理解出来るかなぁとも思ったのです。以下、次回に続く。)


    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : music * 00:00 * comments(0) * trackbacks(0) * -

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