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『灰色の樹』 by ピエト・モンドリアン

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    あれから数年。
    印象的な配色は姿をけし、より単純に、しかし的確にそのモノの特徴を把握しようと試みられている。
    その為、これが樹木である事は誰の目にも明らかなのだ。


    作品名:灰色の樹
        De grijze boom
    画 家:ピエト・モンドリアン
        Pieter Cornelis Mondriaan
    美術館:ハーグ市立美術館オランダデン・ハーグ
        Haags Gemeentemuseum, Den Haag, Nederland


    1912年の作品。

    画家が、自身が主張する新しい潮流、新造形主義 / Nieuwe beeldingを獲得するその過程を捉えた作品のひとつとして、こちらで紹介した『赤い木 / Avond ; De rode boom』(1908年から1910年年に制作)等と並べて紹介されている作品です。

    ほら、これがいまはこんなかたちだよ。
    そして、こんどはこうなるのさ。

    そう、語るのにはもってこいの、作品なのです。

    でも、どうなんでしょう。
    果たして、本作品に描かれている樹木は『赤い木 / Avond ; De rode boom』で描かれている樹木とおなじなのでしょうか。
    よしんば、おなじ樹木だとしても、年月を経れば、その形態も変わっていきます。
    画家の、作品に対する態度や、モデルである樹木への態度が変わると同様に、いや、もしかすると、それ以上に、モデルの方も変化していきます。

    画家の樹木の連作をみると、つい、そんな当たり前の事を忘れてしまいます。
    それはきっと、画家の主張する新造形主義 / Nieuwe beeldingと謂うモノの存在が、観るモノに、とてもおおきく思えてしまうからではないでしょうか。

    下に掲載するのはエゴン・シーレ / Egon Schieleによる『吹き荒れる風の中の秋の木 / Autumn Tree iIn Stirred Air (Winter Tree)』。上の作品と同じく1912年の作品です。


    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 09:27 * comments(0) * trackbacks(0) * -

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