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"Yer Blues" by The Plastic Ono Band(『ヤー・ブルース』 by ザ・プラスティック・オノ・バンド)

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    と、いうわけで


    そうさ、さみしくってしんじまいたいくらいだ
    そうさ、さみしさのあまりしんでもおかしくないのさ
    でもまだおれがいきているのだとしたら
    なぁおまえ、いったいなにがそうさせているのかい


    陽がのぼれば、しんじまいたくなる
    陽がくれれば、しんでしまいたくなる
    でもまだおれがいきているのだとしたら
    なぁおまえ、いったいなにがそうさせているのかい


    かつての母なるおおぞら
    かつての父なるだいち
    だがいまのおれこそがすべてさ
    そこにこそおまえにとって価値があるのだろう
    そんなおれがしにたいのさ
    まだしにきれないのだとしたら
    なぁおまえ、その原因をなんだとおもう


    鷲がおれの眼球をついばみ
    蟲がおれの骨をなめまわす
    自殺したくもなるさ
    まるでディランのジョーンズさんとやらさ
    孤独なあまりにしんでしまいたい
    でもまだおれがいきているのだとしたら
    なぁおまえ、いったいなにがそうさせているのかい


    くろくもがおれのこころをよぎる
    あおいもやがおれのきもちをかすめる
    自殺したくもなるさ
    おれのロックンロールさえくそにもおもえる
    しにたいしにたいしんでしまいたい
    でもまだおれがいきているのだとしたら
    なぁおまえ、いったいなにがそうさせているのかい


    歌詞中に登場する「ディランのジョーンズ氏 / Dylan's Mr. Jones」とは、ボブ・ディラン / Bob Dylanの楽曲『やせっぽちのバラッド / Ballad Of A Thin Man』(歌詞はこちら)(アルバム『追憶のハイウェイ 61 / Highway 61 Revisited』収録)に登場する人物だそうです。
    最期の連に登場する「ブラック・クラウド / Black Cloud」や「ブルー・ミスト / Blue Mist」は、うたがいやわだかまりと謂った、ネガティヴな感情の比喩表現だと思うのですが、その意を含んだかたちで日本語にするのは難しいです。しかも、喩え仮にそんな語句に移しかえられたとしても、それでは、その前の連に登場する「ザ・イーグル / The Eagle」や「ザ・ワーム / The Worm」は一体なんなのだろうか、と謂う疑問が発生します。これもなんらかの比喩だろうとすると、それらに相応しい語句はさらに捜索が難しそうです。なので、ここでは上の通り、逐語訳的な理解にとどめてあります。

    この楽曲に関するいろいろな解説を読むと、当時の音楽シーンを揶揄した楽曲だとの事ですが、少なくとも歌詞だけを読むと、そうは思えません。
    実感がこもっている様で、とても説得力があります。こんな切羽詰まった感情を抱く事も、わたしは決して少なくはありません。しかも、この曲は、追い詰められてその結果歌わざるを得ない様な、ラヴ・ソングにも思えるのです。
    この曲で歌われている「おんな / Girl」ならばだれだって、歌の主人公がつきつける問いかけへの解答をもっているのに違いない、そう思います。


    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : music * 00:00 * comments(0) * trackbacks(0) * -

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