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詩『あしもと:Under My Feet』

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    CNに

    さいしょは好奇心だった。
    わたしはその建物の最上階にいる。あけはなしたいくつもの窓からかぜがはいり、やっとこんな季節になったんだなとおもう。そのひとつからしたをのぞめば、そこでこどもたちがあそんでいる。小学校の校庭のようだ。そして、なぜわたしひとりだけがここにいるのだろうとおもう。そのこどもたちのひとりであってもけっしてふしぎではないのだが。
    まどからみをのりだせば、わたしのかみがかぜにそよぐ。いっしゅん、視界がさえぎられる。そんなときがいくたびかある。

    ほんのおもいつきだったのだ。室内にあったいすのひとつに脚をのせ、そしてまどわくにすわってみる。あしがぶらん。もうひとつのあしもぶらん。もちろんそれはかぜのせいではない。わたしの体躯をささえる、その重責からときはなたれた快感がゆれている。

    りょうあしのしたには、せまい空間がある。きっとそこにたつこともできるだろう。だから、ゆっくりとしんちょうに、着地をこころみる。
    できた。
    こんなところにたてるのはきっとわたしだけだ。わたしがはじめてだ。そんなおさないよろこびがこみあげてくる。

    あとはここからみをおどらせる .... いやいや、さすがのわたしもそらはとべない。ましたであそぶかれらのところにまっさかさまだ。

    だけれども、こんなことはできるよ。
    さっきまでわたしのこしかけだったわどわくをしっかりとにぎりしめて、からだをぜんぽうへとおよがす。よこからみれば、定規のような直角三角形だ。くみ体操のひとりサボテンといってもいい。

    だけれども、そんなことをしていると次第に誘惑がしのびよってくる。あといっぽ、まえにでる。いや、でたい。そうしてみをおどらせるのだ。それがやってはいけないことだとわかってはいても。いや、わかっているからこそ、それをためしてみたくなる。

    そんな逡巡がさいなやまさせる。かぜはしだいにつよくなり、かみはばっさばさとおおきなおとをたてている。
    るい rui, the creature 4 =OyO= * poetry : sonnet * 00:00 * comments(0) * trackbacks(0) * -

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