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『名画 裸婦感応術』 by 横尾忠則

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    少年マガジン』表紙デザイン by 横尾忠則


    著者横尾忠則は画家で、画家となる以前はグラフィック・デザイナーとして'60年代'70年代に大活躍したヒトです。『巨人の星』や『あしたのジョー』や『天才バカボン』が連載されていた頃の少年マガジン(カメラマンが篠山紀信だったりします)の表紙デザインを担当して時代の寵児となったヒトです。


     書 名 :『名画 裸婦感応術
     著 者 :横尾忠則

    カバー デザイン横尾忠則
     カバー写真:『アヴィニョンの娘たち / Les demoiselles d’Avignon
           by パブロ・ピカソ / Pablo Picasso
     発 行 :知恵の森文庫光文社




    その著者が「裸の女性」を題材にした「名画」を取り上げて紹介する書物です。「名画」とは言っても、著者の嗜好から、20世紀以降の作品、幻想美術現代アートといった作品が殆どです。個人的には紹介された作品を観る事(図版はカラー掲載)よりも、画家である著者のものの見方や創作アイデアを探る、書かれている内容に興味がいきます。



    殆どの作品論の中で、著者は作品そのものに向きあいますが、この36の作品(論)の中で、己の作品を引用/掲載しながら論を進めているものが2作品(論)あります。
    バルテュス / Balthusの『部屋 / Escenarios』論である「危険なエロスの世界」と、クロヴィス・トルイユ / Clovis Trouilleの『魔術師 / Le Magicien』論である「天国と地獄が同居する世界」です。



    前者では、己の作品『天国と地獄』を購入したのが澁澤龍彦であり、その中に登場する少女の人形じみたフォルムに、バルテュス / Balthusの描く少女のフォルムとの共通項を見い出すという件で登場する。一方の後者は、その祝祭的なゴーヂャスな画風が美術界に受け入れられない状況を説明するのに、著者の初期作品『お堀』がイラストレーションと断罪されたところから説明する。ところで、後者は文中でも著者自身のフェイバリットな作家と公言してますが、本書で紹介されているクロヴィス・トルイユ / Clovis Trouilleの作品『Les joueuses de cartes』は著者の所蔵なんですね。
    どこかで観た事ある作品だと思ったら、マルキ・ド・サド / Marquis de Sadeの単行本の表紙を飾っていた作品でした。


    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : comics and literature * 19:17 * comments(2) * trackbacks(0) * -

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      comments

      > h-kojimaさん

      コメントありがとうございます。

      残念ながら、わたしの方には確たる情報はございません。
      ネットで、"Clovis Trouille Museum"で検索しても、収蔵作品としての情報は出てこないんです(検索の仕方が下手なだけなのかもしれませんが)。
      彼のオフィシャル・サイト http://clovis-trouille.com/ にアクセスして頂いてそのサイトをみていただくか、そちらに直接お問い合わせして頂くのが、確実と思われます。

      お役に立てず、申し訳ありません。
      Comment by るい @ 2017/01/27 11:17 AM
      フランスの画家Clovis Trouille(クロヴィストルイユ)の作品を見れる美術館はありますか?
      Comment by h-kojima @ 2017/01/27 7:55 AM
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