"Fast Car" by Tracy Chapman(『ファスト・カー』 by トレイシー・チャップマン)
2019.01.21 Monday
そのくるまはやいのね
どこでもいいの 切符がほしいの
とりひきできそうね
ふたりいっしょにどこかへいく
どこでもいいの
ゼロからはじめればうしなうものもないし
なにかうるものがあるはずよ
だからといってなんの保証もないのだけどね
あなたのくるまはやいのね
ここからふたりででていこうとおもうの
コンビニではたらいていたのよ
なんとかやりくりして小金もあるわ
そんなにとおくへいかなくてもいいの
ここからでて街にいければ
あなたもわたしも職にありついてさ
そうすればわかるわ いきていく実感も
わかるでしょ 親父には問題があってね
さけなしではいられなくてね どうしようもないの
この齢でははたらくにはたらけないっていうのよ
みためだけではそのことばもしんじられないのだけど
おふくろはそいつをのこしてでていった
そいつのほどこしだけではやってけないからよ
だれかが親父のめんどうをみなくちゃならないの
だから学校もやめたし、いま、こうしているの
そのくるまははやいわ
たかとびするにはじゅうぶんでしょう
もう決心するときよ
こんやここからでていくか、さもなきゃしぬまでこうやってくらしていくのよ
おぼえているでしょう ふたりでドライヴしたとき そうあなたのくるまでね
とってもはやくってわたしはよったみたい
街の灯りがわたしたちのまえにあって
わたしの肩をつつみこむあなたのうでがきもちよくって
そのときの感情にすっぽりとつつまれて
もう、ほかのだれかさんになったみたいな
あなたのくるまははやいの
それにのって、ふたりでたのしんで
あなたはまだ無職だけれども
わたしがスーパーでレジでもうてばいいの
だんだんよくなるわ うけあうわよ
あなたが職にありついて、わたしも昇給すれば
こんな小屋からもでていけるし
おおきなうちを郊外にでももてるって
おぼえているでしょう ふたりでドライヴしたとき そうあなたのくるまでね
とってもはやくってわたしはよったみたい
街の灯りがわたしたちのまえにあって
わたしの肩をつつみこむあなたのうでがきもちよくって
そのときの感情にすっぽりとつつまれて
もう、ほかのだれかさんになったみたいな
あなたのくるまははやいのよ
わたしがはたらけば借金もかえせるし
あなたも酒場でのめるでしょう
こどもたちと一緒にいるよりもおともだちとの時間もながくなるって
いまよりもよくなればっておもっているの
かんがえてみて あなたとわたしがいっしょにいるのよ
これからのことなんにもかんがえていないし もうどこにもいかないから
だからあなたのはやいくるまにのってどこまでもいくのよ
歌われているのは希望以外の何物でもないのですが、読み進めるにつれて切なくなってくるのです。
その「はやいくるま / Your Fast Car」にのって、そこへちかづこうとすればするほど ... って。
どこでもいいの 切符がほしいの
とりひきできそうね
ふたりいっしょにどこかへいく
どこでもいいの
ゼロからはじめればうしなうものもないし
なにかうるものがあるはずよ
だからといってなんの保証もないのだけどね
あなたのくるまはやいのね
ここからふたりででていこうとおもうの
コンビニではたらいていたのよ
なんとかやりくりして小金もあるわ
そんなにとおくへいかなくてもいいの
ここからでて街にいければ
あなたもわたしも職にありついてさ
そうすればわかるわ いきていく実感も
わかるでしょ 親父には問題があってね
さけなしではいられなくてね どうしようもないの
この齢でははたらくにはたらけないっていうのよ
みためだけではそのことばもしんじられないのだけど
おふくろはそいつをのこしてでていった
そいつのほどこしだけではやってけないからよ
だれかが親父のめんどうをみなくちゃならないの
だから学校もやめたし、いま、こうしているの
そのくるまははやいわ
たかとびするにはじゅうぶんでしょう
もう決心するときよ
こんやここからでていくか、さもなきゃしぬまでこうやってくらしていくのよ
おぼえているでしょう ふたりでドライヴしたとき そうあなたのくるまでね
とってもはやくってわたしはよったみたい
街の灯りがわたしたちのまえにあって
わたしの肩をつつみこむあなたのうでがきもちよくって
そのときの感情にすっぽりとつつまれて
もう、ほかのだれかさんになったみたいな
あなたのくるまははやいの
それにのって、ふたりでたのしんで
あなたはまだ無職だけれども
わたしがスーパーでレジでもうてばいいの
だんだんよくなるわ うけあうわよ
あなたが職にありついて、わたしも昇給すれば
こんな小屋からもでていけるし
おおきなうちを郊外にでももてるって
おぼえているでしょう ふたりでドライヴしたとき そうあなたのくるまでね
とってもはやくってわたしはよったみたい
街の灯りがわたしたちのまえにあって
わたしの肩をつつみこむあなたのうでがきもちよくって
そのときの感情にすっぽりとつつまれて
もう、ほかのだれかさんになったみたいな
あなたのくるまははやいのよ
わたしがはたらけば借金もかえせるし
あなたも酒場でのめるでしょう
こどもたちと一緒にいるよりもおともだちとの時間もながくなるって
いまよりもよくなればっておもっているの
かんがえてみて あなたとわたしがいっしょにいるのよ
これからのことなんにもかんがえていないし もうどこにもいかないから
だからあなたのはやいくるまにのってどこまでもいくのよ
歌われているのは希望以外の何物でもないのですが、読み進めるにつれて切なくなってくるのです。
その「はやいくるま / Your Fast Car」にのって、そこへちかづこうとすればするほど ... って。