<< June 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
<< 詩『薔薇の花園:A Rose Garden』 | main | 『田舎の冬 / In Winter, At The Countryside』performed by bonobonos return >>

"Heart-Shaped Box" by Nirvana(『ハート・シェイプト・ボックス』 by ニルヴァーナ)

0
    下のジャケット写真に登場する様な、ハート・マークを象った小箱を先ず、思い浮かべる。
    でも、その実、心臓を模した生々しいモノ、否、心臓そのものなのかもしれない、と思う。


    あのおんなはさかなのようにへばっているおれをみる
    もう何週間もおれはおまえのハートの小箱のなかにひきこもっている
    おまえという磁力、タールピットにはまってずっともがいているのさ
    ひきかえしてきたおまえの癌をむさぼってやりたい、そうおもうよおれは


    おい、ちょっとまてよ
    おれにはまだまだいいたいことがある
    おまえのおやすいご忠告とやらにそのツケをはらうなんてまっぴらだ


    肉食の蘭はゆるしっこないさ
    スティパとかすみ草できっちまった
    おまえさんの犯された処女膜でおれはおきざり
    おまえの命綱とやらをなげてくれ、そうすればこのおれだってよじのぼれるにちがいない


    「キャンサー / Cancer」は癌 / Cancerと謂う意味の他に、蟹座 / Canserと謂う意味があります。それに対応しての「パイシーズ / Pisces」、つまり魚座 / Piscesです。逐語訳的に"魚座の様に / Like A Pisces"と理解するよりも、もっとくだけた表現がいいかなぁと思って、上の様にしました。
    タールピット / Tar Pit」はタール / Tarでできた池の事、底なし沼 / Bottomless Swampと解しても良さそうです。但し、そこでは太古からの化石 / Fossilが発掘されると謂う点を考慮すると、そこでの苦しみが未来永劫に続く、と謂うニュアンスをも含んでいるのかもしれません。
    オーキッド / Orchid」が植物である様に、その後に登場する「エンジェルズ・ヘア / Angel's Hair」と「ベイビーズ・ブレス / Baby's Breath」もそれぞれ、植物の名称です。原詞では、それぞれのもう一方の字義上での意味、"天使の髪 / Angel's Hair"や"幼子の吐息 / Baby's Breath"も含められているかもしれません。
    しかもその上に、植物それぞれに象徴するモノが充てがわれてあって、その結果、この歌詞にもっと複雑な多義性がもたらされているのかもしれません。
    「ユア・ハイネス / Your Highness」は尊称です。しかし、この文脈では蔑称に解すべきかもしれませんね。
    「アンブリクス・ヌース / Umbilical Noose」は、普通に考えれば"臍の緒 / Umbilical Cord"。ですが、こちらを参考にしてちょっと異なる解釈をしてみました。
    猶、コーラス部に関しては、すごく大雑把に解釈しています。


    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : music * 00:00 * comments(0) * trackbacks(0) * -

    スポンサーサイト

    0
      スポンサードリンク * - * 00:00 * - * - * -

      comments

      entry your comments









      trackbacks

      このページの先頭へ