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『浴室のラ・ジャポネーズ』 by ジェームズ・ティソ

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    みていて許せないモノがある。それが、勘違いだとしても。
    本来ならば自身のなかにない異物(それは異郷では美とされているモノである)を、自身の経験と知識に基づいて、これこそが美しいのだろう、そう考えて着飾らせ、出来上がった作品なのだろう、と思う事は出来る。
    でも、腑に落ちない。納得がいかないのだ。


    作品名:浴室のラ・ジャポネーズ
        La Japonaise au bain
    画 家:ジェームズ・ティソ
        Jacques Joseph Tissot (a.k.a. James Tissot)
    美術館:ディジョン美術館フランス共和国ディジョン
        
    Musee des beaux-arts de Dijon, Dijon, Republique francaise

    1864年の作品。

    ジャポニスム / Japonismeを代表する作品で、しかもその初期のモノだそうです。
    と、謂う事をわきまえた上で本作に向かったとしても、上に綴った様な感興は決して霧散しないのです。

    なにが駄目なのでしょう。
    着物をふんづけている点、無様にたくし上げられた右袖、とってつけた様な派手な髪飾り(これは鬘なのでしょうか)、日本的と謂うよりも中華的な趣きのある背景にある調度、あげだしていくときりがありません。

    でも、本当に受け入れられないのは、描かれた女性の両脚の描写なのかもしれません。中途半端な矩形を描くその配置と、それになんだか、左腿の長さに比べて、その下が短すぎる様にみてとれる、そこがいやなのかもしれません。

    下に掲載するのは歌川豊国 / Utagawa Toyokuniによる『花の下で行水する女性 / Woman Bathing Under Flowers』(邦題のリンク先にもある様に正式な日本語作品名が不明です)。1812年の作品です。


    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:42 * comments(0) * trackbacks(0) * -

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