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『虹のあるメルツ絵画』 by クルト・シュヴィッタース

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    「思うにこの人は根っからのゴミ類が好きだったのではあるまいか。ゴミやガラクタが好きで、それを自分の思うように組み合わせるのがムショーに面白かったのだろう。<後略>」(南伸坊 / Shinbo Minami著『モンガイカンの美術館 / Mongaikan's Museum : Museum For The Outsiders』より)


    作品名:虹のあるメルツ絵画(邦題は拙訳です)
        Merzbilde med regnbue (Merzpicture with Rainbow)
    画 家:クルト・シュヴィッタース
        Kurt Schwitters
    美術館:イェール大学美術館コネチカット州ニューヘイブン市
        
    Yale University Art Gallary, New Haven, State Of Connecticut

    1939年頃の作品。

    本作品は随分と昔に、こちらで掲載してありますが、あらためてご紹介します。

    題名にあるメルツ絵画 / Merzbilde (Merzpicture)とは、画家自らが編み出したコラージュ / Collageの一種。
    本作をご覧になれば解る様に、平面作品の上に、幾つもの立体作品を貼り付ける手法です。

    上に引用した著作には、メルツ絵画 / Merzbilde (Merzpicture)を制作する画家の逸話が面白おかしく紹介されています。
    立体作品の雛形となるモノの多くは、ゴミとして捨てられていたモノである事と、画家とアンドレ・ブルトン (Andre Breton)との会見時での逸話が引用文の前にあり、立体作品として起用される筈だった尿瓶 / Urinalを紛失してしまった際の逸話が引用文の後に続きます。

    但し、そんな逸話ばかりを並べて著者は画家を風刺したり揶揄したりしているのではないのです。
    彼の制作における態度や作品に向かう動機に、わたし達にどう向き合えばよいのか、著者独自の主張を綴る例として、そこに画家の逸話が紹介されているのです。

    その文章を読んで、本作品に向き合うと、虹のかかる青空1羽の鳥がさえずりながら飛んでいる様に、わたしにはみえます。

    下に掲載したのはロバート・ラウシェンバーグ / Robert Rauschenbergによる『トロフィー V (ジャスパー:ジョーンズにささぐ) / Trophy V (For Jasper Johns)』(邦題は拙訳です)。1962年の作品です。
    上の作品と同一の画題を捜している過程で出逢えました。上の作品の立体物を異なる手法で描写した様に思えなくもないのです。


    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:37 * comments(0) * trackbacks(0) * -

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