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『海の女』 by ポール・ゴーギャン

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    こちらに背をむけてすわるはだかのおんな。そのからだをねじり、視線をむけているであろうそこには、さかまくあおい海がある。


    作品名:海の女
        Vahine no te miti (Femme a la mer)
    画 家:ポール・ゴーギャン
        Paul Gauguin
    美術館:アルゼンチン国立美術館アルゼンチンブエノスアイレス
        Museo Nacional de Bellas Artes, Buenos Aires,
        Republica Argentina


    1892年の作品。
    つまり、画家の最初のタヒチ / Tahiti滞在時(1891年から1893年)での制作です。

    この時季の画家の作品は優れたモノ、彼の代表作とされる作品が幾つも描かれた時季だと謂います。つまり、わたし達のよく知るポール・ゴーギャン / Paul Gauguinと謂う画家は、この時季のヒトなのです。

    彼は、この土地のなにに魅かれ、なにを描こうとしたのでしょうか。
    と、思ってしまうのは、本作品に描かれている女性が後ろ向き、つまり背中だけをみせているからです。

    彼女の姿態や彼女の表情ではないのではないか、それをたたえる肌のくろさなのではないか、そう思えるのです。
    背景であり、本作の命名の由来であるだろう、描かれている海も、わたし達が思い浮かべる南海のそれとはすこし趣きが違います。青と謂うよりも黒にちかい濃さがそこにあるのです。

    つまり、本作にあるのは強い色彩の主張なのです。
    浜辺の色も、原色かと思える程に、くっきりとした黄色なのですから。

    下に掲載するのは、ピエール=オーギュスト・ルノワール / Pierre-Auguste Renoirによる『ヌードの麦わら帽子 / Nu au chapeau de paille assis en bordure de mer』。同じく1892年の作品です。
    同時代の作品で、海と裸女とを主題とするモノを捜して出逢えました。
    その年、ピエール=オーギュスト・ルノワール / Pierre-Auguste Renoirは彼の代表作のひとつである『ピアノに寄る少女たち / Jeunes filles au piano』を描きます。


    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:45 * comments(0) * trackbacks(0) * -

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