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詩『なじみの店:To Her Favourite Bar』

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    Dに

    夕刻のその時間、当然、電車は混んでいる はじめて乗る路線のはじめてむかう道中なのに、その光景はいつもといっしょだ 彼女はいう 「ホームについたら、*番の改札からでる そしてその直後でひだりにまっすぐむかうと、ほそい路地がある その5軒目よ」朝からなんどきいたかもわからない 彼女が、おすすめの店に今夜、つれてってくれるのだ 彼女をふくめてわたし達は4人 社内でもきのおけない同僚達である 「いい、つぎがその駅よ ついたらわたしはダッシュするから」そういう彼女の鼻息はあらい 電車がつく とびらがひらき、ほうりだされる様に車内からはきだされる 彼女はもう後ろ姿しかみえない その勢いにのまれてのこる3人 わたし達もかけだす 改札をすりぬけ おそわったとおりに左にまがる くらいちいさな路地がそこにある もうしわけ程度のアーケードの屋根はうすよごれていて、まるで拒んでいるかの様にみえる 臆するわけにはいかない もう彼女の背中もみえないのだ その店は彼女のいうようにその場所にある なまえもおそわったとおりだ だけど、その景観はけっしていつもの彼女の容姿とはにつかわない こんなちいさなこぎたない場所でいいのだろうか でも、ガラス戸のむこうにあるのは彼女だ カウンターの1席をえて、すわろうとしている おいついたのこり2人と意をけっして入店する 店内はそとからおもっていた以上にひろく、そして雑然としている 怒号の様な声ばかりが聴こえるが、けっして喧嘩しているわけではない ある種の活気でみなぎっている店なのだ 彼女の席の右隣にこしかけると、わたしの右隣の男性の肘があたる 狭い そしてぎゅうぎゅう詰めの酒場だ 「いつものよっつ」彼女がカウンター越しの女性店員にむかってさけぶ。だけど、でてきたのは彼女のものだけすこし色がちがう くびをかしげる3人に先程の店員がはなしかける「****は大丈夫?」肝心のその名はよくききとれないが、くびをたてにふってしまう 「じゃあ、すこしだけたしましょうね」3人のグラスをひきとっていく
    るい rui, the creature 4 =OyO= * poetry : sonnet * 00:00 * comments(0) * trackbacks(0) * -

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