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詩『ありがためいわく:To Overdo It』

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    八百屋のみせさきでそのひとに遭遇する。街の目抜き通り、いまだにあるその店は一際めだつ。そんな場所にそのひとにであう。そのむかしに、おせわになったひと、わたしのふたまわりもみわまわりもうえのひとだ。だから、すこしにがてでもある。そのひとはいう。いまは会社も辞して、ちいさな事務所をひらいた。すぐそこにある。いつでもきたまえ。以前とどうよう、おてつだいならばおてのものだ。なんなら、いまからどうだ。そして、連絡先をわたす。そしてそんな主張のそこかしこにわたしへの質問がとうじられる。げんきか、いまなにをしている、せいかつはあいかわらずか、こまったことはないか。それはどれもひとことではこたえられないものばかりで、まごまごしているうちに会話(とおもっているのはそのひとだ)はべつのところへと転じていく。だから、そのひとがさしだす名刺をうけとるかわりに、とびだすのはこんなことばだ。いそぎの用でつとめさきをとびだしてきて、もっているものはなにもない。もちろん、でまかせだ。そのひとことをのこして、わたしはかけだす。あらぬ方へと。それがわたしからのせいいっぱいの誠意なのだった。
    るい rui, the creature 4 =OyO= * poetry : sonnet * 00:00 * comments(0) * - * -

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