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"Lagartija Nick" by Bauhaus(『ラガティジャ・ニック』 by バウハウス)

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    ちょっと凶暴になってみたくて(でも主題はその逆だった)。


    わがみちをいく、そのあゆみはおそい
    全身黒ずくめだが、やや滑稽にみえる
    まるでマゾッホきどりさ
    彼の足許でもえさかる炎はかれの唇を舐めんがばかり


    鞭をひとうち
    どうか、打擲ねがいます
    嗚呼、うってください
    鞭を、その鞭を


    もえさかる炎にあまんじ、雪にうもる
    彼はいたみを堪能し、生皮がゆっくりとはがれるのを愉しむのだ
    ラガティジャ・ニック、無言劇ではけっしてない
    きみの名前は彼の鞭にある


    嗚呼、うってください
    鞭を、その鞭を


    ほんのあそびさ 夜の儀式さ
    翳りにみちた歓喜は残酷な園にこそ
    16もの籠が一列にならぶ
    欲望とは、おもいワインのこと


    嗚呼、うってください
    うちすえてください
    どうか どうか


    いたみのなかにあるものはすべて、けっして無言劇ではない
    彼の足許でもえさかる炎はかれの唇を舐めんがばかり
    もえさかる炎にあまんずるのだ


    "ナイス・アンド〜 / Nice And 〜" は"とても〜"と謂う意味です。従って「ナイス・アンド・スロウ / Nice And Slow」は"とてもゆっくりと"となります。
    「ザッヘル=マゾッホ / Sacher-Masoch」は作家レオポルド・フォン・ザッヘル=マゾッホ / Leopold von Sacher-Masochの事、小説『毛皮を着たヴィーナス / Venus im Pelz』の作者であり、マゾヒズム / Masochismusと謂う語句は彼の名からとられました。
    「ダム・ショー / Dumb Show」は"無言劇 / Dum Show"と謂う意味です。序幕もしくは幕間に演じられたと謂う事から考えると、この歌で描かれてある事は「無言劇ではない / It's No Dumb Show」とある事から、それが主題である、と謂う意味に解釈すべきでしょうか。
    題名でもある「ラガティジャ・ニック / Lagartija Nick」の解釈に悩みます。つまり、純然たる固有名詞として扱って良いのか、と。"ラガティジャ / Lagartija"は西班牙語 / Idioma espanol蜥蜴 / Lizardと謂う意味です。単純に英語 / Englishの"リザード / Lizard"を西班牙語 / Idioma espanol訳したと考えれば、その単語には"情夫"とか"ヒモ"と謂う意味があります。その一方で、"オールド・ニック / Old Nick"は悪魔と謂う意味があり(ジャケット・デザインはそれに準拠してある様におもえます)、"ニック / Nick"単体で考えれば窃盗犯ないし窃盗と謂う意味があります (本作のPVはその意味に準拠して映像化されたのでしょうか)。そんな事を念頭に置くと、ある人物像が浮かび上がる様にもおもえますが、それを担ってくれる日本語がありません。さらに謂えば、無言劇 / Dum Showではないが、ある劇作の題名もしくはその登場人物が「ラガティジャ・ニック / Lagartija Nick」である、そんな可能性すらあると思います。


    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : music * 00:00 * comments(0) * - * -

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