<< October 2020 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 詩『のりおくれて:Missing My Train』 | main | 『すずめがサンバ / Three Tree Sparrows Dancing Samba』performed by bonobonos return >>

"I Surrender" by David Sylvian(『アイ・サレンダー』 by デヴィッド・シルヴィアン)

0
    前回前々回とは同名異曲 / Same Title But A Different Song。


    とざしていたこころへのみちをひらけば
    はじめから花々はかれはじめていたのだ


    今宵、ため息橋をわたって、ぼくは投降する

    ふとふりかえってある少年のおもかげに一瞥をくれれば
    かなしみにみちたその生涯もいまやよろこびへと瓦解しているのだ


    そして今宵、星々がいならぶなかでぼくは投降する
    母はみなみのそらのもと、ないているのにちがいない、ぼくは投降するのだから


    その夜の天使たちと詩人たちを記録し
    たたかいで勝ちえた賞牌をもちかえるのだ


    探照灯がおおきくひらくそらをてらすなか、ぼくは投降する

    けたたましくも、愛をもとめるさけびにぼくはふりかえる
    すじみちをつけてかんがえることもできず、頑強だった思考も破綻した


    なぜ投降せざるをえないのか、それをなやむ必要はないと、きみがつげるのだ

    そのはやわざをしるには、ぼくはあまりにちかくにいすぎたようだ
    いったい、あのおんなはどうやっておびえるおとこのなかからこの児をみつけたのだろう


    今宵、ぼくがまなんだのはいかにして飛翔するのか、そしてぼくは投降する

    きみの抱擁をもとめてありとあらゆるみちすじをぼくはたどった
    きみのかおをみとめ、魅惑されたいがため


    かつてのぼくの人生が死にたえるまでぼくをだきしめてほしい、ぼくは投降するのだから
    母はみなみのそらのもと、ないているのにちがいない、ぼくは投降するのだから


    かつてのあのゆうべ、陥落するまえ
    きみのひとみのかがやき、それがすべてだった


    とりたちがとびたちそらにみちる夏、ぼくは投降する

    あのおんなはもえさかる書物をうみへととうずる、そしてこういうのだ
    わたしのなかにある世界、その意味がわかってと


    そして今宵、星々がいならぶ、それでじゅうぶんだ、そしてぼくは投降する
    母はみなみのそらのもと、ないているのにちがいない、ぼくは投降するのだから


    ぼくの肉体はあのおんなのてのなかで灰塵ときし
    砂上の足跡がごとくに一切はきえさるのだ


    この愛はけっしてなくなりはしない、そういっておくれ、ぼくは投降するのだから
    母はみなみのそらのもと、ないているのにちがいない、ぼくは投降するのだから


    「ザ・パスウェイ・オヴ・ザ・ハート / The Pathway Of The Heart」は、医学的な解釈での"心臓の(神経)伝導経路"と謂う理解もあり得るのでしょうが、ここでは心情的なモノと理解しています。
    「オープン・アップ / Open Up」は、物理的に"広げる"、"開拓する"と謂う意味の他に、心情的な"こころをひらいて真実を告げる"、"打ち解ける"と謂う意味があります。ここでは後者です。
    「ザ・ブリッジ・オヴ・サイ / The Bridge Of Sigh」は、ヴェネツィア / Veneziaに実在するため息橋 / Ponte dei Sospiriと謂うモノがあり、それを真似た橋が、英国 / United Kingdumにはオックスフォード / Oxfordため息橋 / The Bridge Of Sighケンブリッジ / Cambridgeため息橋 / The Bridge Of Sighとが、あるそうです。それらの実在する橋をさしての事なのか、それとも比喩表現としてのそれなのか、判断に苦しみます。
    「トレイン・オヴ・ソウト / Trains Of Thought」は、"思考のつながり"と謂う意味の熟語です。しかしながら、その語句が登場するその1行は、列車 / Trainsと線路 / Tracksが実際に、その様な状況であると解釈出来ない事もないのです。
    「スライト・オヴ・ハンド / Sleight Of Hand」は、"手先の早技"と謂う意味の熟語です。
    「フォール / The Fall」は、季節を顕す"秋"でしょうか? 「アイ・サレンダー / I Surrender」と謂う語句と並べてみると、都市もしくは軍事施設が"陥落"したとも解釈出来るのです。
    歌詞全体が、戦場もしくは戦闘の実景を題材としたモノなのか、それともそれにかわりうるようなある愛の光景を描いたモノなのか、解釈に悩みます。歌の主人公の眼にする実景と心情をいったりきたりしている様な感覚に陥るのです。


    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : music * 00:00 * comments(0) * - * -

    スポンサーサイト

    0
      スポンサードリンク * - * 00:00 * - * - * -

      comments

      entry your comments









      このページの先頭へ