<< October 2020 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 『ヴィーナスとマルス』 by サンドロ・ボッティチェッリ | main | "Maiden Voyage" by Dianne Reeves and Geri Allen(『処女航海』 by ダイアン・リーヴス & ジェリ・アレン) >>

詩「午さがり:Early In The Afternoon」

0
    Iに

    給食はとっくにおわった 掃除の時間のはずだがまだなにもはじまっていない 今日の授業は午前中までなのだ テレビがついている きっとあのこの悪戯だ みるともなくみている かつて男性だったその女優の半生が紹介されている 番組のホストはひっきりなしにしゃべっている うつっているのはある映画だ その当時は彼だったそのひとは下着姿となって なきじゃくりながらきがえている 画面をきっとにらんでうたっているのはその映画の主題歌だ そう この映画はミュージカルでもあるのだ わたしの背後では母親とのちにわたしの上司となる男性がずっと会話をつづけている これまでのこと そしてこれからのこと それをきいているのはいたたまれない わたしは駅前のひとごみのなか M大へとむかう その構内をつきぬけたほうがはやいのだから きゅうなさかみちをのぼり そしてみちはどんどんとほそく うすぐらくなっていく でも汗はとまらないのだ 夏のまっさかり そしてどうしたわけかたどりついたのはH大だった ここはいつもさわがしい そしていまも 郊外にあるその団地の1階が昨年からずっと工事中だ テナントの大部分は閉ざされ 商店街とは名ばかりの無人地帯だ そのわきにある階段をのぼっていくとその途中 雑然と荷物がきずかれていて そこからさきへとはのぼれなくなっている おとなうべき場所は最上階にあり わたしはそこでずっと立ち往生している
    るい rui, the creature 4 =OyO= * poetry : sonnet * 00:00 * comments(0) * - * -

    スポンサーサイト

    0
      スポンサードリンク * - * 00:00 * - * - * -

      comments

      entry your comments









      このページの先頭へ