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『市中繁栄七夕祭』 from 『名所江戸百景』 by 歌川広重

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    まっすぐにたてられたいくつもの / Sasaに、彩りも豊かに七夕祭 / Tanabata Festival (Double Seventh Festival)の飾りが風に揺れる。
    このぶんならば、恐らく、今夜は晴れる。年に一度の逢瀬も成就するだろう。


    作品名:名所江戸百景 市中繁栄七夕祭
        
    The City Flourishing, Tanabata Festival (Shichu Han'ei Tanabata Matsuri)
         for the series One Hundred Famous Views Of Edo
    画 家:歌川広重
        Hiroshige
    美術館:東京都立図書館//東京都港区
        Tokyo Metropolitan Library, Minato City / Tokyo Metropolis


    1857年の作品。

    描かれた光景は、大鋸町 / Oga-cho (現在の中央区 / Chuo 京橋 / Kyobashi)から西を眺めたモノ、ここに当時、画家が暮らしていました。つまり、画家の住居からの七夕祭 / Tanabata Festival (Double Seventh Festival)の光景なのです。

    青空、緑の / Sasa、色彩豊かな七夕祭 / Tanabata Festival (Double Seventh Festival)の飾りの下に、江戸 / Edoの街並みがあり、黒々とした屋根瓦と商家(なのでしょうか)白壁が、それらの色彩を強調している様にみえます。

    遠景にみえる / Watchtower江戸城 / Edo Castleのそれであって、その遥か向こうに富士山 / Mt. Fujiも伺えます。
    ほぼ垂直にみえる / Sasa、その先にある風に揺れる七夕祭 / Tanabata Festival (Double Seventh Festival)の飾りが美しい曲線を幾つも描くなか、富士山 / Mt. Fujiは画面中央にどっしりと構え、作品の構図を引き締めてある様にみえます。

    また、遠景である富士山 / Mt. Fujiは、近景である七夕祭 / Tanabata Festival (Double Seventh Festival)の飾りよりも遥かに下方に据えられてあって、富士山 / Mt. Fujiを描いた作品と本作をみれば、予想外の描写とも謂えます。
    葛飾北斎 / Hokusaiの連作『富嶽三十六景 / Thirty-six Views Of Mount Fuji』の様な、斬新にしてかつ奇矯な構図と比較すれば大人しいモノではあるのですが。

    下に掲載するのは鳥居清長 / Torii Kiyonagaによる『七夕 / The Tanabata Festival』、連作『子寶五節遊 / Precious Children's Games Of The Five Festivals (Kodakara Gosetsu Asobi)』のひとつです。1795年から1796年頃、上の作品から半世紀程、前の作品ですが、上の作品に描かれた光景のその下、七夕祭 / Tanabata Festival (Double Seventh Festival)を堪能する子供達の描写です。


    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:26 * comments(0) * - * -

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