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『ル・ディバン・ジャポネ』 by アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック

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    舞台はもはやクライマックスとなって、オーケストラの演奏をバックに、女性シンガーが愛の唄を唄っているのでしょう、
    その唄を聴きながら、黒いドレスに身を包んだ女性が、グラスに注がれているカクテルに目もくれずに、手に持つ黒扇 / Eventailを弄んでいます。
    その傍らの老紳士は、何を思っているのでしょう。音楽の調べに陶酔しているのか、それとも、...。こころここにあらずに、隣の女性の片手の動きだけを注視しています。
    舞台上の物語の行方よりも、このふたりのその後の行方の方が気になります。


    作品名:ル・ディバン・ジャポネ
        Le Divan japonais
    画 家:アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
        Henri de Toulouse-Lautrec
    美術館:宮城県美術館仙台日本
        The Miyagi Museum Of Art, Sendai, Japan


    この作品の舞台となったのは、パリ / Parisにあったカフェ・コンセール / Cafe Concertのひとつ、ル・ディバン・ジャポネ / Le Divan japonais日本の長椅子という意味)。
    カフェ・コンセール / Cafe Concertは、当時流行りのシャンソン / Chansonを聴かせる酒場で、19世紀後半から盛んになったそうです。
    アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック / Henri de Toulouse-Lautrec以外にも、エドガー・ドガ / Edgar Degasエドゥアール・マネ / Edouard Manetが、そこでの光景を作品化しています。
    また、画面左端に胴体だけ登場しているシンガーは、当時絶大な人気を誇ったイベット・ギルベール / Yvette Guilbert。この作品に描かれている様に、黒い長手袋がトレードマークでした。

    ところで、この作品を描いたアンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック / Henri de Toulouse-Lautrec狂言廻しの様に登場するミュージカルがありますね。ニコール・キッドマン / NicoleI Kidmanユアン・マクレガー / Ewan McGregor主演の映画『ムーラン・ルージュ / Moulin Rouge』(バズ・ラーマン / Baz Luhrmann監督作品)です。
    映像と音楽が一体となったメロドラマ / Melodramaで大好きな作品です。
    何故、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック / Henri de Toulouse-Lautrec(演:ジョン・レグイザモ / John Leguizamo)がこの映画でその様な役回りとなったかというと、下に掲げる作品を、彼が描いたからです。


    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 16:04 * comments(0) * trackbacks(0) * -

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