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『至聖三者(三位一体)』 by アンドレイ・ルブリョフ

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    テンペラ / Temperaで描かれたその絵の、禿げかかり、殆ど退色してしまったその彩りの向うに、三人の聖なる方々がお座りになっています。失われてしまった彩りにも関わらず、聖なる方々の頭上には、光輪 / Haloが光り輝き、その聖性は失われるどころか、かえって、光り輝いている様に見受けられます。


    作品名:至聖三者(三位一体)
        Troitsa (The Old Testament Trinity)
    画 家:アンドレイ・ルブリョフ
         Andrei Rublev
    美術館:トレチャコフ美術館ロシアモスクワ
        The Tretyakov Gallery,Moscow,Rossiyskaya Federatsiya



    この作品に描かれている人物(って言っていいのかどうか...)は、左から、父なる神 / God the Father子なる神イエス・キリスト / Jesus Christ, The Son of God聖霊である神 / Holy Spiritです。そして、この情景は『旧約聖書 / Old Testament 創世記 / Genesis』は18章 / Chapter 18に描かれている、「アブラハムの饗応」と呼ばれるエピソードによっています。
    本来ならば、この三人と共に、彼らをもてなす老いたアブラハム / Abrahamとその妻サラ / Sarahも描かれてしかるべきなのに、ここでは、主賓の三人だけが、静かな刻と共に、佇んでいます。
    だから、この作品を観るわたし達は、あたかも老いた夫妻の視線をもって、彼らに対峙します。つまり、わたし達が、彼らを饗応しおもてなしする事になるのです。

    父なる神 / God the Father子なる神イエス・キリスト / Jesus Christ, The Son of God聖霊である神 / Holy Spiritという各々異なる存在 / 概念を同一視する三位一体論 / Trinityは、わたしにとっては、とても難しい考え方で、何度、説明を聴いても、書物を読んでも理解する事は出来ません
    にも、関わらず、この作品に描かれた三人のお姿の、穏やかな表情を観るだけで、敬虔な気持ちが沸き起こってくるから不思議です。

    最期に、サン・ヴィターレ聖堂 / La basilica di San Vitaleで啓示されているモザイク画 / Mosaiqueアブラハムの饗応 / l'offerta di Isacco』を紹介します。


    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 14:43 * comments(0) * trackbacks(0) * -

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