<< July 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< チューリップフェスティバルに来た(という設定の)るいです | main | 『ねじの回転』 by ヘンリー・ジェイムス  >>

『マンドリンをもつジプシー女、クリスチーヌ・ニルソンの肖像』 by ジャン=バティスト・カミーユ・コロー

0
    どこかで観た事のある面影だなぁと、思ったら、学生時代のある先輩に似ていました。

    気の強そうな、きっと遠くを睨みつける様な、鋭い視線と、ちょっと男性っぽい頬の動き。すうっと真直ぐに伸びた鼻筋を断ち切るかの様に、薄い紅い唇がきりりと閉じられています。
    細く白く伸びた首筋は、豊かな胸を強調するかの様で、頭頂部から流れる一筋の紅い布は、それをさらに印象強くします。


    作品名:マンドリンをもつジプシー女、クリスチーヌ・ニルソンの肖像
        Christine Nilson
    画 家:ジャン=バティスト・カミーユ・コロー
         Jean-Baptiste-Camille Corot
    美術館:サンパウロ美術館ブラジルサンパウロ
        Museu de Arte de Sao Paulo,
        Cidade de Sao Paulo, Republica Federativa do Brasil


    ところで、マンドリン / Mandolinと言えば、皆さんは何を思い出しますか?
    わたしは、エラリー・クイーン / Ellery Queenの『Yの悲劇 / The Tragedy of Y』を思い出してしまいました。

    と、言う様なたわいのないおしゃべりはともかくとして、マンドリン / Mandolinという楽器は、ある種のエキゾチシズム / Exoticismを催させます。それは、やはりクラシック・ミュージック / Classical Musicといった伝統的な正統的な学問としての音楽よりも、もう少し世俗的な、歴史の流れの中で忘れ去られる音楽の為の楽器というイメージがあるからでしょうか(って、随分な妄想はいってますね)。
    それは、なぜでしょう?
    わたしは、やはり、あの楽器の背の、琵琶にも似た丸みが原因の様な気がします。なんか、温室や露地物の栽培品種にはない、野や山に自生している、野趣に富んだ、あの枇杷 / Loquatの味を思い出してしまうのです。
    (そおいえば、同じ発音をする琵琶 / Biwaは楽器だ!!)

    そんな(わたしが勝手に妄想を逞しくした)イメージのマンドリン / Mandolinという楽器を手にしているのが、ジプシー(ロマ) / The Romaのクリスチーヌ・ニルソン / Christine Nilsonという女性。
    マンドリン / Mandolinが放つエキゾチシズム / Exoticismをさらに強く印象づける主題です。

    そして、最後に紹介するのが、マンドリン / Mandolinとエキゾチシズム / Exoticismというテーマで画題を検索していた時に、発見したその名も『Girl with a Mandolin』(ジュール・ジョゼフ・ルフェーブル / Jules Joseph Lefebvre作)。
    まるで、この描かれている少女が長じると、ここで紹介したジャン=バティスト・カミーユ・コロー / Jean-Baptiste-Camille Corotの作品の様な女性になる様に思えて仕方がありません。それだけ、彼女の強い視線は印象的です。



    あぁ、わたしの先輩は、今、どこで何をしているのでしょうか?
    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 22:02 * comments(0) * trackbacks(0) * -

    スポンサーサイト

    0
      スポンサードリンク * - * 22:02 * - * - * -

      comments

      entry your comments









      trackbacks

      このページの先頭へ