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『O嬢の物語』 by ポーリーヌ・レアージュ

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    女流ファッション・カメラマンのOは、恋人ルネに、とある城館へ連れて来られる。
    そこで、彼女は己の人格を剥奪されて、ひとつの愛玩物として生きていく事になる。

    彼女に与えられる肉体的、精神的な苦痛は凄まじいものですが、それを讀んでいく内に、自然と受け入れてしまう読者である己に戦慄します。

    原著『Histoire D'O』(画面:左)と日本語版『O嬢の物語』(同右)

    書名:『O嬢の物語
    原書:Histoire D'O
    著者:ポーリーヌ・レアージュ
       Pauline Reage
    翻訳:澁澤龍彦
    発行:河出文庫河出書房新社)




    澁澤龍彦訳による河出文庫版『O嬢の物語』の表紙に大写しされている乳首は、フォンテーヌブロー派 / Ecole de Fontainebleauの名作『ガブリエル・デストレ姉妹 / Gabrielle d'Eatrees et une de ses soeurs』(作者未詳)です。この絵画作品で描かれているふたりの行為は、ものすごく創造力を刺激します。
    妊婦である事のアレゴリー / Allegoryという解釈が一般的ですが、ここで紹介する文学作品の表紙の様な使われ方をしますと、全く異なった意味をもってしまいます。

    なお、この文学作品は1975年に映像化が試みられて映画作品『O嬢の物語 / Histoire d'O』として公開されていますが、ここではグィド・クレパクス / Guido Crepaxによるコミック化された作品『O嬢の物語 / Histoire d'O"』(日本語版は『〜1』と『〜2』の二分冊)を紹介します。
    スタイリッシュな筆致が素敵ですね。

    illustration from "Histoire d'O" by Guido Crepax

    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : comics and literature * 14:09 * comments(2) * trackbacks(0) * -

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      comments

      >はるっぴ・裸百景さん

      映画はここでリンク貼ってあるYoutube画像でしか、観た事ないからなんとも言えませんが、コミックはお洒落でしたよ。

      金子国義さんとかみたいなあんな感じです。
      Comment by るい @ 2008/06/12 12:59 AM
      コミックはお目にかかった事がないのだが、映画は観たよ。
      当時は、高校生。
      映画を観に行った翌日は、興奮したクラスメートに感想を聞かせたよ。
      エマニエル夫人と並んで、この「O嬢の物語」も素晴らしい描写だったな〜
      やっぱり映画は映画館で観るのが一番かな。
      Comment by はるっぴ・裸百景 @ 2008/06/12 12:51 AM
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