<< July 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 『ヴィーナスの誕生』 by アレクサンドル・カバネル | main | わたしの戒め そのよん >>

"Julia" by The Beatles : for Mother's Day(『ジュリア』 by ザ・ビートルズ:母の日に寄せて)

0
    ジョン・レノン / John Lennonのファースト・ソロ・アルバム『ジョンの魂 / John Lennon/Plastic Ono Band』には、ダイレクトに彼の母をテーマにした曲が二曲収められています。

    マザー(母) / Mother」と「母の死 / My Mummy's Dead」です。
    アルバムのオープニングとエンディングを飾る二曲であり、作品制作時の彼の内心に映る様々な心象を嘘偽りなくシンプルな"ことば"と"おと"で紡いだこの作品のテーマともなるものです。だから、彼の愛の象徴とも言えるものが母であり、その母への想いがアルバムの他の楽曲にも、様々なかたちで投影されています。


    このアルバムに紡ぎ出されている、シンプルな"ことば"と"おと"は、それだけでも静かにしかし重く、わたしのこころに響き渡ります。
    しかも、彼のこの作品が創られるまでの半生を知った後に聴くと、さらに自分自身に重くのしかかります。
    彼の様に、己自身の内面に深く入り込んで、それを鋭く激しく描写する事も出来ないわたしは、自身を歯がゆく思えてしまうと同時に、彼ではない事に内心ほっとしたりします(もし、わたしが彼と同じ様な境遇に産まれ育まれたとしても、彼にはなれない)。

    だから、彼の歌は大好きな歌も多いのだけれども、日常的に口ずさんだりBGMの様に気軽に聴けない音楽となっています。
    彼の音楽は一人称の音楽。
    彼の長年の善き友であり善きライヴァルであったポール・マッカートニー / Paul McCartneyの音楽が、誰でも親しめる三人称の音楽であるのと対照的です。


    "Julia" from the album "The Beatles"


    ジュリア / Juliaとは、彼の母の名前。そして、彼はその母の面影を当時の恋人に見いだして、ocean child(= 洋子)と呼びます。
    つまり、後に己の生涯における伴侶となるヨーコ・オノ / Yoko Onoを母とこの作品では呼んでいる訳です。

    ビートルズ / The Beatles在籍時に創られ、ホワイト・アルバム / The White Albumと呼ばれる真っ白なジャケットにコーティングされたアルバム『ザ・ビートルズ / The Beatles』に収められたこの曲は、ギター弾き語りのシンプルなラヴ・ソング。
    彼の楽曲の中では、三人称の音楽に近いのかもしれません。

    そこには、恋人への愛と愛する亡き母への想いが美しく響きあっています。
    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : music * 00:01 * comments(0) * trackbacks(1) * -

    スポンサーサイト

    0
      スポンサードリンク * - * 00:01 * - * - * -

      comments

      entry your comments









      trackbacks

      ジョン・レノン

      NO.00046 ジョン・レノンの実質的なファーストアルバム『ジョンの魂』(1970年) 1つの歴史の終焉。 あまりにも巨大になってしまったビートルズが解散をして、「初めてのジョンのソロアルバムが出る!」 その時の状況はこのアルバム発売のおよそ2
      From まい・ふぇいばりっと・あるばむ @ 2008/06/09 9:11 PM
      このページの先頭へ