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『青い踊り子たち』 by エドガー・ドガ

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    黄金色に輝く樹々を模した書き割りの背景が、雑然と置かれた舞台袖でしょうか?
    開演を目前にして、もしくは幕間 / Entr'acteの慌ただしい最中?
    蒼いチュチュに身を包んだ四人の踊り子たちが、己の身繕いに余念がありません。

    その黄金色の書き割りと、四人の蒼いチュチュの対比がとても美しいのです。


    作品名:青い踊り子たち
        Danseuses Bleues
    画 家:エドガー・ドガ
        Edgar Degas
    美術館:オルセー美術館フランス共和国パリ
        Musee d'Orsay, Paris, France


    さて、わたしのこのブログでも、既にエドガー・ドガ / Edgar Degasの作品をいくつか紹介してきました。
    踊りの花形(エトワールまたは舞台の踊り子) / L 'etoile ou La danseuse sur la scene』では、踊り子たちの晴れの舞台、文字通りの舞台=ステージ上の彼女たち、中でも特に華やかなプリマ・ドンナ / Prima Donnaを描き、『たらいを洗う女 / The Tub』では、その彼女たちの華やかなステージと対照的な、つつましい私生活を題材にしています。
    そして、この作品では、その両方を斬り結ぶ、ほんの一瞬を題材にしています。
    場所は、確かに舞台かもしれないけれども、ステージに起つその一瞬前までは、ごくふつうの女性たち。いや、ステージ・メイク / Stage Makeupをしているから、そのまんま、街中に出るわけにはいられませんけど。
    身繕いは次の一瞬の為の行為だけれども、そこで交わされている言葉は、ステージ上で行うべき演技や演出ではなくて、もっぱら、私生活やそれぞれの恋愛についての語らいではないかなぁと、思います。

    そんなほんの一瞬を捕まえて、美しい配色で彼女たちを永遠にとどめたのがこの作品。たとえ、ここで描かれた四人が誰だか解らなくとも、この次に行われる舞台の演目が解らなくとも、こういう生活をしていた女性たちが何人も何人もいたという記憶だけが、記録として遺されます。
    エドガー・ドガ / Edgar Degasは、そんな作品を幾つも幾つも描きました。

    個人的には、四人の踊り子のうちの、前面左手の女性の左脚のぴぃんと伸びたつま先が美しいなぁと思います。


    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 14:29 * comments(0) * trackbacks(0) * -

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