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「夏フェスの想い出」を騙るるいです

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    rui's avatar is supported by colomo / ©FiveAny,inc.

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    るい rui, the creature 4 =OyO= * avatar : myself * 20:33 * comments(0) * trackbacks(0) * -

    『毛皮を着たヴィーナス 』 by レオポルド・フォン・ザッヘル=マゾッホ

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      汝はすべからく、
      叩かれる鉄床となるか、
      それとも叩く鉄槌となるか



      毛皮を着たヴィーナス』(画面:左)と原書『Venus im Pelz』(同右)

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      るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : comics and literature * 13:17 * comments(0) * - * -

      『踊りの花形(エトワールまたは舞台の踊り子)』 by エドガー・ドガ

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        そのプリマ・ドンナ / prima donnaは両腕を開き、これから大きな円弧を描こうとしているのでしょうか? 残念ながら、わたしは、彼女の演技を支える技術的な事は、全く解りませんし、それ以前にこの舞台で行われている演目の名前すら、解りません。
        でも、ここに描かれている彼女の表情が陶然としていて、己の演ずべき役割の中に入り込んでいるのだろうという推察は出来ます。そして、華麗な舞を支える軸となった彼女の右脚にかかる大きな負荷にも気づく事が出来ます。その歪んだ脚先に、彼女自身の体重とそれ以上の、ぐっと大きなちからが加わっているのでしょう。


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        るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 16:35 * comments(0) * trackbacks(0) * -

        詩『siesta ー 夏のゆめ』

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          その美しいひとは 一糸も纏わずに 身を横たえている
          黒い革張りのベッド 薄絹のようなレースのカーテン
          額に滲む汗は 何を望む?
          空は照り続ける太陽 白い壁には影すらもみえない

          閉じられた黒い瞳 寝息をたてる小鼻の稜線
          ほんのりと 紅く輝く唇から発せられるのは誰の名前か

          止まってしまった時間を切裂く様に サイレンが鳴り響く
          燃える 焼ける ー 終え尽きて  焼け落ちる
          人々はなす術もなく 己の恋しいヒトの名を叫ぶだけ
          燃え広がる炎は 皆の想いを焼き尽す

          ゆったりと双丘は 息づいて
          伸びやかに伸ばされた右腕は 虚空を彷徨う

          その美しいひとは 一糸も纏わずに 身を横たえている
          黒い叢に匿された 泪のしずくは何処かへと流れ
          刻む時計は いつ響く?
          空は紅くゆらめいて輝き 暗い影だけがまっすぐに伸びて行く

          反歌:身を屈め 拾いて凝視める 蝉の翅 君が友の音 未だ鳴り止まじ
          るい rui, the creature 4 =OyO= * poetry : sonnet * 21:04 * comments(2) * trackbacks(0) * -

          『オーランドー』 by ヴァージニア・ウルフ

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            時は16世紀 / the 16th. centuryエリザベス朝 / the reign of Queen Elizabeth I
            女王の寵愛を一身に受けた美貌の少年オーランドー / Orlandoはロシアの公女に翻弄された失恋の痛手と、新たな恋の誘惑から逃れる様に、外交官として大活躍して侯爵の地位を得る。しかし、ふとしたはずみで昏睡状態に陥ってしまう。
            そして、彼が目覚めたとき、彼は彼女だった。
            .......。

            原書『Orlando: A Biography』(画面左)と『オーランドー』(同右)

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            るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : comics and literature * 13:38 * comments(0) * trackbacks(0) * -

            『無原罪の御宿り』 by バルトロメ・エステバン・ムリーリョ

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              法悦の表情を浮かべたその女性は、数限りない天使 / angelが描く螺旋 / Helixに誘われて、天上へと旅立つ様に観えます。
              観えますが、実はその逆。彼女は今まさに天からこの地上へと降り立とうとしているのです。


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              るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 15:05 * comments(2) * trackbacks(0) * -

              『眼球譚』 by ジョルジュ・バタイユ

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                「お皿は、お尻をのっけるためにあるのよ」
                16才のシモーヌ / Simoneのこの発言から始る、大胆で放埒で涜神的な冒険譚!
                と、書くとすっごい誤解を与えそうだけれども!?

                眼球譚(初稿)』(画面左)と原書『Histoire De L'Oeil』(同右)

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                るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : comics and literature * 00:05 * comments(0) * trackbacks(0) * -

                『南国ビーチ』の背景を頂いたので、便乗して、リゾートに出かけた(つもりの)るいです

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                  rui's avatar is supported by colomo / ©FiveAny,inc.

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                  るい rui, the creature 4 =OyO= * avatar : myself * 11:54 * comments(10) * trackbacks(0) * -

                  『レカミエ夫人の肖像』 by ジャック=ルイ・ダヴィッド

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                    その女性は、薄衣の様な白を纏って、長椅子に身を委ねています。
                    交歓を終えたばかりなのでしょうか?それとも、これから現れる愛しい恋人を待っているのでしょうか?
                    彼女の瞳は憂いをたたえ、しかし、その紅潮したかにみえるその頬は、全く逆のことも物語っている様です。
                    燭台の炎のゆらめきはみえないけれども、この部屋にはやさしくて柔らかい光で満たされています。

                    この作品は、未完成のまま、亡くなった画家ジャック=ルイ・ダヴィッド / Jacques Louis Davidのアトリエに遺されていたそうです。尤も、発注主でもあるモデルの御夫人ジュリエット・レカミエ / Juliette Recamierがこの作品を気に入らず、受取を拒否された為の結果です。
                    現実は、あまりロマンチックなラヴ・ロマンスに発展しません。


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                    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 21:29 * comments(0) * trackbacks(0) * -

                    『火の番をする女』 by ジュリオ・ロメロ・デ・トレス

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                      肩肌を露にした女性が独り、火の番?をしている。黒髪の彼女はナニを想うのだろう。戸外は、暗く、闇が支配している。ただ、ぢっとこちらを凝視めている女性。否、彼女はナニモノかを睨みつけているのだ。


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                      るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 09:50 * comments(9) * trackbacks(0) * -
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